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岩槻ひなめぐり

今年(2020年)のひなめぐりは、2月22日(土)~3月8日(日)に行われました。

私は、最終日のしかも、午後から行きましたので、全部を見ることはできませんでした。最初に「ひなめぐり案内所」を訪れ、そこの担当の方に勧めていただいた「埼玉人形の博物館」「八雲神社」「大正館」を回ることにしました。

埼玉県には、「人形のまち」と呼ばれているのは  岩槻と鴻巣があります。岩槻で人形が作られるようになった経緯は諸説あり不明ですが、始まり(起源)については江戸時代とする説が有力な様です。

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埼玉人形の博物館

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八雲神社

八雲神社の雛祭りの会場は、本殿とは別の「離れ」に雛壇と守神である「四神」が飾られていました。

本殿

頂いたチラシからの抜粋になりますが、「由来」と「彫刻」についてです。

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由来と本殿

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八雲神社は、素戔嗚尊(スサノオノミコト)を祭神とする 神社で、市神様・天王様とも云われ 、毎月1・6の日に定期市が開き市の繁栄を祈願した。 当地の、日光御成道 は、江戸から30kmの位置にある。 本殿は流造り屋根は 、銅板葺で総ケヤキ造り、向拝の竜 、扉、獅子、壁面は緻密な、彫刻を施した装飾である。 ケヤキは幕末から明治初期に掛けて素木造が広く使用された、本殿の彫刻は意欲的で相当の価値のある出来前である。

素戔嗚尊(スサノオノミコト)

剣で大蛇(竜)を退治に挑む、素菱鳴尊の姿。酒壷が見 える、波は斐伊川を表している。岩に足を掛けてた物凄い形相を表している。(以下略)

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竜: 八岐大蛇(ヤマトノオロチ)

出雲神話の代表の、八岐大蛇の伝説の三場面、透かし彫りで、八岐大蛇を表現した彫刻、本来は、下方に酒壺に八つの大蛇の頭が酒に酔う話ですが、それを竜で表現した躍動的な迫力のある作品です。(以下略)

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櫛名田姫命(クシナダヒメノミコト)

彫刻は、櫛名田姫命が川縁の岩の上でマコモの茣蓙に座り経券を読む姿である。 (以下略)

懸魚(げぎょ)

懸魚は、破風に付ける部材で、ムナギやケタ等小口の風化から守る役割を持つものですが、棟でなく唐破風の様なところに付けたと思われる。こうした懸魚は、江戸時代の後期に具象的な衣装として用いられた。

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狛犬

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木彫りだと「石」とは違う独特の風合いがあります。

離れ

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離れには、「雛壇」と一緒に神社の守神である「四神」も一緒に飾られていました。

「四神」の定義を wikipediaより引用します。

中国天文学では、天球を天の赤道帯に沿って東方・北方・西方・南方の四大区画に分け、それぞれに四神(四象)を対応付けた。これらを東方青龍・北方玄武・西方白虎・南方朱雀と呼ぶ。

雛壇

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黄櫨染(こうろぜん) 

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黄櫨染御抱(こうろぜんのごほう)とは、天皇が重要な議式の際に着用する束帯装束の抱のことです。この名前は染めてある色名から来ています。黄櫨染とは黄色の中に赤を混ぜた色で現在の黄土色 に近い色のことです。

黄丹胞

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黄丹胞とは、皇太子が重要な議式の際に着用する束帯装束の抱のことです。この名前は 「梔子」(くちなし)と 「紅花」で染めた色名「黄丹」に由来しています。

四神

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玄武(北)

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白虎(西)

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朱雀(南)

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青龍(東)

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東玉大正館

大正館は、どちらかというと人形作りを趣味としてやられている方の作品が多く飾られていました。その分、個性豊かな他では見られない作品が数多くありました。

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子供達

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ネズミ村?

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市松人形

市松人形とは、「やまと人形」の別称です。男の子は「羽織袴の玉鬘」、女の子は「おかっぱ頭で振袖」姿をしています。三月の節句に、雛人形と一緒に飾るところもあるそうです。また、出産祝いの贈り物としても利用されています。

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ウサギの結婚式

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外に出ると、桜には少し、早い時期ですが、鉢植えに植えられて咲いていました。

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