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# 植物図鑑 『花姿編』

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開花の写真をセレクトし、ここに掲載しています。
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2024年1月の記事一覧

KALANCHOE BLOSSFELDIANA

KALANCHOE BLOSSFELDIANA

カランコエ ブロスフェルディアナ
(KALANCHOE BLOSSFELDIANA)

ユキノシタ目、ベンケイソウ科、カランコエ属
多肉植物となる。

肉厚の葉だけでも鑑賞価値の高い植物なのだが
花が年中咲くので、冬場の玄関先の彩り添えに
重宝がられるもの。

花色はイエロー、マンダリン、カーマインなど
ビタミンカラーが揃っていて、見る者に元気を
分け与えてくれる。花弁の先がキュッと尖って
これも

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緑葉甘藍 紫葉

緑葉甘藍 紫葉

緑葉甘藍(リョクヨウカンラン)

アブラナ目、アブラナ科、アブラナ属の
二年生植物

日本には食用として西欧州より渡来するも
観賞用として植るものがとても多い。

一般には、年末年始の彩りの少ない時期に
その葉姿を楽しむために植えられており
蕾や花が咲く前には処分されるものも多い。

こちらはちゃんと蕾が膨らんでいて美しい
姿を見せてくれている。

この掲載は、紫葉のものとなる。

和名 緑葉甘藍

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JERUSALEM SAGE

JERUSALEM SAGE

エルサレム セージ
(JERUSALEM SAGE)

シソ木、シソ科、フロミス属

地中海沿岸部を原産とする常緑低木で
草丈は100〜150cmほどになり
原産地では鑑賞目的で広く流通する。

開花時期は初夏から晩秋までととても長く
花が咲いている時は、辺りにはレモン系の
香りが漂って、とても心地がよい。

花形は蜂に特化した蜜源植物となっており
花が終わり落ちると、その跡として星型の
記号が並

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鼠黐

鼠黐

鼠黐 (ネズミモチ)

シソ目、モクセイ科、イボタノキ属
高さ2〜6m程度の常緑小高木

日本の在来種で、関東以西に分布する樹木。
公園や庭木などにも使われる樹木である。
5〜6月にかけ白く小さな花を円錐状に密集
させて多数咲かせる姿はなかなかに美しい。

ただ、この花が咲くと栗や椎の樹木と同様に
若い男性の精液の様な臭いを辺りへ漂わせる。
この匂いにも虫を集める効果が備わっている
のだそうだ。こ

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亜米利加山法師

亜米利加山法師

亜米利加山法師
(アメリカヤマボウシ)

ミズキ目、ミズキ科、ミズキ属
アメリカより渡ってきたハナミズキ。

日本に昔からある山法師に似ている事から
亜米利加山法師の名がついている。

春になれば、この花が天に向かって手を
広げた様に多くの花々が見事に咲く。

和名 花水木 (ハナミザキ)
   亜米利加山法師
   (アメリカヤマボウシ)
洋名 ドッグ ウッド (DOG WOOD)
学名 コルナ

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伽羅蕗

伽羅蕗

伽羅蕗 (キャラブキ)

キク目、キク科、ツワブキ属
伽羅蕗 (キャラブキ)とは、石蕗(ツワブキ)
の別称である。

日本を原産とする多年生植物であり、自生の
範囲は日本全土である。潮に対する抵抗力も
あるもので、毎年の南国カヌー合宿の場でも
何度も花が咲いている姿を見かける。

この石蕗、昔から和風の庭園や、料亭等にも
置かれている植物である。

初冬の時期から、黄色い花を咲かせるもので
花が少

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PRIMULA OBCONICA - TOUCH ME BLUE

PRIMULA OBCONICA - TOUCH ME BLUE

プリムラ オブコニカ - タッチミー ブルー
(PRIMULA OBCONICA - TOUCH ME BLUE)

ツツジ目、サクラソウ科、サクラソウ属の
多年生植物となる。

花弁の、柔らかい風合い、優しい色合い、
の両方がとても愛らしいものである。

学名となるプリムラは、ラテン語のプリマス
『PRIMUS』から来ており、『最初』を意味し
オブコニカは、『楕円錐形』を意味する。
まだ他の花が

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NARSISSUS

NARSISSUS

ナルシサス(NARSISSUS)

キジカクシ目、ヒガンバナ科、スイセン属の
多年生植物

日本国内で最もポピュラーな水仙の色と形が
この写真のものとなる。元々の原産は地中海
であり、中国を経由して日本へ渡来したもの。

少しうつむき加減で咲くその花には物憂げな
雰囲気が漂う印象的な姿である。

この植物の学名にもなる『ナルキッソス』は
ギリシャ神話に出てくる美少年の名前に由来
するものである。

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大紫羅欄花

大紫羅欄花

大紫羅欄花 (オオアラセイトウ)

アブラナ目、アブラナ科、オオアラセイトウ属

大根の花のカタチはそのままに、それを紫色へと
染めあげた様な可愛い花である。それぞれの花の
紫色の濃淡差が眺めててとても美しいのと十字花
が踊っている様で眺めていて楽しい姿である。

中国では野菜として扱われており、若葉や花蕾を
食用として、お浸し、炒め物、サラダ、ごま和え
等として食べるのだが、日本国内では食用とし

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花車

花車

花車 (ハナグルマ)

花弁が細いこの花姿、あのツツジの変化種で
ある。私もこれに二度遭遇しているものだが
最初に淀川区に植って花を咲かせているのを
見て驚いたものだが,葉の形や花の色や模様
を見てツツジだと分かったものである。

ツツジの名称は、筒状に咲くその花姿からと
蕊(シベ)が大きく前に張り出している特徴
から、両方の特徴であるをとりまとめて筒蕊
(ツツズイ)とし、これが『ツツジ』になった

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CHO NO HIGE

CHO NO HIGE

蝶ノ髭 (チョウノヒゲ)


ツツジ目、ツバキ科、ツバキ属の多年生植物



雌蕊の分岐する、その様が蝶の触覚に似る事
からこのユニークな名がついている。


武田薬品の薬用植物園のツバキ園の中にあった
品種で、ネームプレートも付いていたものだが
面白い事に色々検索すれども一切の情報なし。
なのでインターネット初登場のツバキとなる。




和名 椿 (ツバキ)
洋名 ジャパニーズ カメリア
  

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NEW SANTA

NEW SANTA

ニュー サンタ(NEW SANTA)

ユリ目、ユリ科、チューリップ属

一重咲きのカップ状花弁で、紅白のその色は
サンタクロースの衣装のイメージまんまの花
からとても人気の高いチューリップである。
花弁の端部には細やかな糸状で飾られている
フリンジ咲き系となる。

フォステリアナとダーウィンの二種を交配し
生まれたものでこれは日本の富山県から作出
されたものとなる。

チューリップといえばオラン

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足長虫取菫

足長虫取菫

足長虫取菫
(アシナガムシトリスミレ)

シソ目、タヌキモ科、ムシトリスミレ属の
多年生植物。

綺麗な花を咲かせているが食虫植物である。
この植物は葉の表面に強い粘性を持つもので
虫がとまると捕獲されてもう逃れられない。
身動きできぬまま、ジワジワと溶かされて
その養分が葉に吸収されていくもの。

虫取菫(ムシトリスミレ)の種類は世界には
600種類あるとも言われ、日本にも20種
が存在する。

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