【毎週ショートショートnote】彦星誘拐及び織姫妖怪「滅亡の国」
僕の名前は彦星
誘拐された・・・
目が覚めると異国の地。記憶をすべて失っていた。
大きな屋敷の一室に監禁され、専門的な各家庭教師から「帝王学」を教えられた。外に出るにはボディガードが必要で、発言と行動を制限される。
唯一の話し相手は初老の執事。
執事「坊ちゃん、辛いでしょうが耐えて下さい」
30歳になり弁護士として成功した僕は、ある条件に従うことで、祖国へ戻り両親に会うことを許された。
7月7日 国政選挙 当選 「彦星」
執事「織姫総理。息子さんが当選しました」
「ご苦労だった。有能な政治家は、敵国に操られたマスコミや、内部の裏切り者によってスキャンダルを暴かれ失職する。これまで、小事を焚き付け、大局を見失わせ、国を腐らせてきた」
「純真無垢の政治家を作り上げたら、それもできまい」
執事「彦星様があまりにも不憫で・・」
「あの子の同志は何人も作ってある。私を母ではなく妖怪と言うのならそれでよい。光を求めれば必ず闇は生まれる。あの子は聖人君主しか必要としない、この国の希望の星となる」
サスペンス・フィクションですよ~~
どこの国のどの政治団体とも関係ありません~~
フィクションならではのストーリー展開や緊張感が楽しんでください
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