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男女の間にそびえる壁はあまりにも高い

こんなこと書いていいのか、書き上げた今でも迷っている。
もしかしたら、不快に思う人だっているかもしれない。けど、この問題は内に留めているだけではいけない気のほうがやはり強いから、こうして記事としてアップすることにした。

この記事を読んでいるあなたに、一つお願いがある。
どうか、嫌悪感を持つ前に一度素直に受け止めてほしい。そのうえで、率直な感想をもらいたい。そうして、男女への価値観をすり合わせられたら、お互いがより生きやすい社会へと近づけるような気がするから。

それでは、本題へ入ろう。

今回書いたのはずばり、男女問題
男女問題のことはよく意識していた。自分は元から男女の境界線が薄い価値観の持ち主ということもあって、やたらと男女で区切っているこの社会に疑問を持っていた。それに、「男はこう」「女はこう」というのに苦手意識がある。自分が世間の言う「男らしさ」に欠けるところがあって、何だか批判されているような気分になることがしばしばあった。でも、そういったことは口には出さず、自分の中に留めていた。

では、なぜ今回のように記事にまとめようとしたのか?
それはあるメッセージがきっかけだった。
自分が所属するコミュニティでのチャットで、こんなメッセージがあった。
「男性しかいない状況で、女性の問題の時に頼れないって問題だなって思った。それが、ちょっとした社会問題のようにも思った」というもの。
それを見た時、率直に「なるほど、女性からしたらそう思うのか」と思った。

正直なところ自分の中で、女性のあれこれについて触れてもいいのか戸惑うところがある。こちらが触れようとすれば、「下心でもあるんじゃないか」「いっちょまえの意識高い系か」と揶揄されそうだし、触れないでいると、「あいつは男女問題に無関心だ」「女性のことを分かろうともしない」なんて言われそうに思っている。テレビやSNSでも、女性によるその手の主張は注目を集めて、多くの同意を得ているように思う。男性が女性に同じようにすれば炎上間違いなしだろうに。

それに、男性が女性の問題に突っ込むのはかなりリスクがあるようにも思う。
実際、女性の救命活動をした男性がその後訴訟された話があるし、痴漢については誤認であっても圧倒的に男性のほうにリスクがあり過ぎる。だから、女性の事柄にはある程度線を引いておくものだと思っていた。
実体験になるけど、とあるライブに参加した時、突然目の前の女性が倒れて自分が受け止めたことがある。しかし、その後の処置は自分で行ってもいいのかとためらってしまい、周りの女性たちに託してしまった。実際、周りの女性が動き、男性は見てるだけの状況になった。この時に気づいたけど、男性は無関心だからではなく、もしかしたら自分が動いていいのかとためらっているのではないかと思った。そして、自分にできたのはその人を受け止めることと、処置の際にこぼれた水の処理くらいだった。
この経験があったからこそ、あのチャットを見た時は、その線を越えてほしいという意見もあるんだとも思った。

今、日本で行われている男女問題への取り組みはなんだか、シーソーの片側の比重を大きくしているだけのように思えてしまう。女性専用車両を設ければ痴漢被害が減るのか?育休産休の制度だけを導入して格差是正になるのか?男女共にトレンドのごとく、女性を持ち上げて本質的な問題に触れていないとさえ思ってしまう。

勘違いしてほしくないから書いておくけど、決して女性側の問題を軽んじているわけではない。女性のキャリア設計がより自由になるように、国の制度や周りの風土がもっと寛容になればいいと思っているし、家事などは負担を軽くする外注サービス(家事代行とか)がもっと受け入れられればいいとも思っている。なんなら、おれの場合は家事いくつかでもやる気でいる。
ただ、男性側にだって性別的な悩みもあるということに気づいてほしいという思いをここに書きたかった。

ただの一個人の戯言だけど、これで誰かが考えるきっかけになればいいかなぁ
もし、この記事を読んで何か思うことがある人はおれとお話しましょう。
待ってます。



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