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~スタッド学習で養ってほしい力~

2024年10月で教室を開設して丸24年になります。そこで、スタッドの学習について、再度大切に思っていることをお伝えしたいと思います。

スタッド(STAD)とは
『常に冒険心と探求心を持って視野を拡げ、多くのことに挑戦してほしい。
そして、自らの可能性を自らの手で拡げていける知的冒険者であってほしい。
そんな子ども達への親の願を込めてSTudy Adventureよりスタッド(STAD)と名付けました』

これがスタッドの教材が開発された時の念い(おもい)です。
ですから、自学自習のシステム教材でありながら、少し厳しい階段になっている箇所があったり、自分で考えることが求められる工夫がされています。
教室の子どもたちは、解けるまで、自分で考えます。それが、本物の「学習力」となり、力がついていくのです。私たち指導者は答えを教えるのではなく、生徒が自ら答えを導き出すお手伝いをすることに専念しています。

少し前になりますが、ある卒業生が教室での学習について次のように表現してくれたことがあります。
「この教室は親切丁寧に教えるというスタイルではなく、どちらかというと、問題を渡されたら放置という感じでした。でも、分からない時は、自分でわかるようになるまでとことん付き合ってくれたし、自分の意見は聞いてくれました。そこで、自分で考えてわからないことは、次にどうしたらよいかを聞きにいく力が付きました。これは、社会人になった今、質問する力として、とても役立っています。」

このように、自分に与えられた学習に対して、どうしたい(宿題の枚数や、やり方等)と発信する力や交渉する力は、とても大切だと思っています。
この時大切なのは、子どもは年齢に応じた考えや判断で交渉してくるので、まず受容し、そして話し合い、その子が考えたことに対する肯定的ストローク(ほめる)を与え、そこから目的にあっている要求かどうかを話し合って決めていくことができるという「許可」や「保護」のある、心理的安心・安全の場を作っていくことです。こうして育った子は、大人になったときにしっかりした自律的な考えを持って行動できるようになると思っています。
スタッドの学習は、目標を目指して毎日コツコツと積み重ねていきます。
その方法は「千匹の魚を釣って与えるより、一匹の魚の釣り方を教える」というやり方です。
学んだ方法を使って自分で解けるように工夫して考えるから、力(「学習力」)が付くのです。
「学習力」は、高校生になっても大人になっても何かを学ぶ時に力を発揮します。
その時は効果が分かりにくくても、卒業してからわかるので、その子の人生に役立っていくと信じて毎回の学習を楽しんでいます。
『子どもの力を信じる』ことが、子どもを一番伸ばすことができるのです。
子どもたちの笑顔と未来のために・・・      With JOY!

スタッド緑ヶ丘中町教室、浜寺サンタウン教室は、お子様の学習を通して
保護者の方と一緒に子育てを考える教室です。ご質問、ご意見をお待ち
しています! (vol.196・197より一部抜粋)
2024年10月 vol.257より

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