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長男、ちょこっと帰省

私たちが、母屋からアパートでの避難生活を始めてから、はじめて長男が帰省しました。もう、社会人ですので、食事も風呂も母屋でなんとかしてもらおうと思っていましたが・・・

今働いている場所が、かなり過酷な環境らしく・・・
食事は、毎日仕事終わりにジムに行き、シャワーを浴び(寝泊まりするところに風呂がない)、スーパーで弁当に「半額シール」が貼られる時間帯に駆け込み、その日の夕食、次の日の朝食、昼食分まで買い込んで、帰宅。夕飯。
冷蔵庫は、ホテルにあるような小さいものであるため、次の日の弁当にカビが生えていたこともあり、お腹を壊した・・・と。

私「そんなの食べたの?」
長男「他に食べるものないもん。給与も最低賃金割っているから、これ以上いいものは食べられないの!次に行くところのために貯金したお金は手をつけたくないし。」

最低賃金=最低限の生活が保障される額

どこまで生活できるか、チャレンジしているのか??

それでも、親を頼ってこないところは頼もしくもあるけれど・・・

今回の帰省は、私のピアノ教室の生徒で、音が出なくなった箇所がある。ということで、長男になんとか休みを取って帰ってくるようにお願いしていたのです。

親の援助は極力受けずにやりたいようなので、せめて…
夕飯は、アパートに呼んで一緒に食べ、昼食は、私たちの取っている宅配弁当を一緒に食べました。・・・「500円で配達もしてくれて、雑穀米と、おかずもいろいろ入っていていいね!」と感動して食べていました。
朝食は、持参したプロテイン+牛乳を摂っていたようです。
最終日は、ホテルビュッフェに行って、好きなものを好きなだけ食べました。

義父母は見事にノータッチでした。

あ!お風呂は、母屋で空いているすきに入浴していた模様(;^ω^)

ピアノの調律

生徒さんのお宅、今までに調律をした保育園に連絡して、調律のお仕事をし、多少のお小遣いを手に入れることができたようです。

そしてもちろん、私の教室のピアノもお願いしました。

すると、アクションを取り出して、部品磨きから・・・
一つ一つのハンマーの動きまでチェックして整えてくれました。
自分も気持ちよく弾きたいので、ごきげんでやっていました。

私「支払いするよ」と言うと、
長男「食事とか作ってくれたし、いらないよ」
と言ったけれど、ただのお小遣いは受け取らないけれど、
仕事の対価なら、受け取ってくれると思い、お支払いしました。

調律されたピアノを弾いたら、スムーズに指が運ばれて、弾きやすかったな・・・
と言うと、「最後の整音まではきっちりやってないから、スケールは、時々音が出っ張っちゃうかも」

はい・・・そこまでわかりませんでした・・・

今後の予定

今寝泊まりしている場所には、風呂もなければ、エアコンもついていないようです。
「このままでは、夏は越えられないな・・・今の給与じゃ、エアコンつけられないし、お願いしても、イヤイヤつける。という事になるなら、その前にやめようと思う」

仕事をするなら、「お客様に喜んでもらう」「自分も嬉しい」というのがないと嫌。という哲学を持っている長男。
でも、上司は、口ではそう言っていても、やっていることは、
「自分の懐が大事」
毎日、納得できないことが多い中、「うつ病」にだけはならないように気をつけながら食いつないでいる状態みたい。
※「うつ病」を発症したのちに、亡くなった私の母の姿、その過程(病院のお見舞い、葬式前の旅支度にも立ち会った)を見ていた長男には思う所が沢山あるはず。

更に勉学を積み、次のステージを模索している。

長男の今の年齢は、夫が結婚した歳。

夫は「家族を持つこと」の話を少ししたようだけど、
まだ、それどころではない様子だったよう・・・

4日間の帰省だったが、いろんな話ができて、充実していたと思う。

(1547文字)

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