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夫婦の"おわり"をイメージすることが、夫婦仲を深めてくれる


僕ら夫婦は結婚6年目で、2人の息子たちがいます。まもなく長男は3歳11か月に、次男は生後半年を迎えます。2人とも、元気いっぱいですよ。

2人育児はお世話が2倍になるだけでなく、「パパとママの関心が僕だけに向かない!」と長男がぐずる事態が発生することもあってなかなかに大変…。仕事や家事が加われば心のゆとりを失って、イライラしてしまうことはあります(反省)。

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(弟を撫でる兄)

子育て中の夫婦というと、産後の夫婦は愛情が減っていくみたいな話を聞きます。でもありがたいことに、妻との関係は良いと僕は思っています。お互いに自営業で自宅をメインの職場にしているため、朝から晩まで一緒にいるのに、会話が尽きることがない。くだらない会話を頻繁に交わして、ゲラゲラ笑っています。ホント、幸せなことです。 

結婚生活の出口戦略


僕は2018年に「『子どもが可愛くない』妻が産後うつになってから回復するまで。」というnoteを書いたことがきっかけで、産後の夫婦関係を良好な状態にキープするための考え方や行動について取材を受けたり、個人的な相談を受けたりするようになりました。そうそう、4月からはそのべ夫婦の産後もほっこりオンラインサロンいうオンラインサロンを持つことにもなりました!

人から質問を受けることで、これまであまり意識しなかったなぜ妻と僕は楽しく暮らしているのかの理由を考えるようになり、ノートに思い当たることを書きだしていました。それらの情報をまとめて、産後の夫婦仲をよくするための考え方やアクションについてnoteで発信してきたんです。

このnoteもそのひとつではあるものの、コミュニケーション術や家事分担の工夫という話ではなく、パートナーとの夫婦関係の捉え方について僕が感じていることを書いていきます。

その夫婦関係の捉え方がタイトルにある「夫婦のおわりをイメージする」ことなのですが、「夫婦のおわりって何のこと???」と疑問に思われた方がいらっしゃるのではないでしょうか。「?」はひとつではなく、3つくらいはつきそうです。

いやいやそのべさん、あなたは産後の良好な夫婦関係構築についての話をしているんですよね?にもかかわらず、おわりって…?離婚を想定しろってことですか?

もちろん、それもあります!結婚しているということは、離婚をする可能性があることですから。それに、婚姻届けを役所に提出しても、離婚届一枚で婚姻関係は解消できるのも事実。結婚生活は永遠ではないからこそ、大切にできるメリットはあります!

しかしですね、僕がこのnoteで伝えたいことはちょっと違います。僕が言う夫婦のおわりとは、この先何十年か経ってお互いの命が尽きるときに、夫婦関係がどのような状態であってほしいか、そのときにどんな気持ちでいるかという意味です。ちょっとかっこうつけた言い方をすると、夫婦関係の出口戦略です!

卵焼きをつくるとき、出来上がり写真を見てからつくる


たとえば卵焼きをつくろうとするとき、おそらくほとんどの人がレシピ本や料理アプリで出来上がり写真を見ると思います。卵焼きの完成形を見て、その後に材料や作り方工程をチェックするのではないでしょうか。仕上がりの状態をイメージできるから、ちゃんと卵焼きをつくることができる。

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僕は結婚生活も卵焼きつくりに似ていると感じています!

夫婦関係の理想の状態(卵焼きの出来上がり写真)をイメージし、どんな行動をすればその理想に近づけるのか(買いものや作り方工程)を夫婦で試行錯誤していく。

夫婦が互いに目指す方向を決めているからこそ、チームメイトとして機能するのではないかと僕は思うのです。

夫婦の最晩年の暮らしとそのときの気持ちはどんな感じなのか


ただ、先ほど「夫婦のおわり」をこの先何十年か経ってお互いの命が尽きるときに、夫婦関係がどのような状態であってほしいか、そのときにどんな気持ちでいるかと書いたのですが、死に方はわかりませんし、死別すれば当然めちゃめちゃ悲しいに違いありません。

なので、夫婦の最晩年の暮らしをイメージするとわかりやすいはずです。

最晩年にはどんな家に住んでいて、家族にはどんな人がいて、夫婦はどんなことをしているのか。そして、そのとき夫婦はどんな表情を浮かべていて、どんな気持ちを抱いているのかを妄想するんです。

ちなみに僕の最晩年のイメージはこんな感じです!まず、住環境は広くて明るく開放的で家族のだんらんスペースが広いところ。

家族は妻と僕をはじめ、子どもたちと孫たちに囲まれて、アハハといつも笑っている。「いやーいろいろあったけどさ、夫婦になってよかった。もし来世があるなら、また夫婦になりたい。楽しい結婚生活だったねぇ」という気持ちに包まれている。これが僕の妻との結婚生活の理想、ゴールです!!

そしてこれから妻と年齢を重ねても、どんなに広い家に住んだとしても、こんなふうに近所を一緒に散歩をしていると思うよ。

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健康に気を配り、妻に感情的な対応をしないようになった


夫婦生活のゴールが決まることのメリットは、そこを目指して1日1日を過ごしていけることです。何かこう、体の芯から沸き起こってくるような情熱がないと、毎日何をしていいかわからないし、何かをしてもいまいち満足しないことってありますよね。人生の手綱を握っていない感満載です。周りに振り回されているような感覚。

でも体の芯から湧き出てくる情熱があると、毎日を有意義に過ごせる。そのべ夫婦の場合は先に書いたように楽しい結婚生活だったなぁがゴールなので、妻と僕は楽しいと思えることをしたり、物事の捉え方を変えて楽しいと思える工夫をしたりして不機嫌で過ごす時間を減らすことが必要になってきます。

それに妻と少しでも長く一緒にいるために健康に気を付けるし、ちょっとケンカをしても長い目で見て、感情的に妻に接することがなくなってくる。きっと、こうした地道な取り組みが理想の実現に役立ってくれると僕は信じています。

明確な夫婦の"おわり"は、結婚生活の指針になる


このnoteでは夫婦関係の出口戦略だ、なんて言っていますが、実は僕、妻と結婚するときにここまで明確なゴールを思い描いていたわけではありません。ただ好きで、ずっと一緒にいたい一緒に棺に入って埋葬されたいと強く思っていただけ。妻への愛情というベースに、住環境や人間関係、最晩年の暮らしで感じる気持ちを付け加えてイメージをしたんです。

あくまで僕の考えではありますが、夫婦関係のゴールをつくり、夫婦で共有していると、生活の指針になる。気持ちがぐらつきにくくなると感じます。

過去に妻が産後うつになったとき、僕は働き方を変えたり、その後の生活にいったんは抵抗を示したものの最終的に家族優先の生き方に転換できたりしたのは、僕の中に妻との結婚生活のゴールがあったからだと思っています。

この先もずっと妻とは仲良く、人生のパートナーとして一緒に生きて行く。老夫婦になって、お互いの命が尽きる日が近づいても、こんなふうに手を取り合っていたいんだ。

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お読みくださり、ありがとうございました。

そのべゆういち
charoma0701@gmail.com


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