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書評 UNIXという考え方―その設計思想と哲学


2週間前ごろから、LINUXについての勉強を始めました。
udemyやpaizaで学習してます。
本書は、その勉強の一環で購入しました。

内容は、プログラミングをする上での概念について書かれた本です。
中身はテキストばっかりで、とっつきにくい感は否めませんが、読み始めるとすんなりいけると思います。


最も共感したこと

設計図を完璧に完成させることを「第一に」ではなく、まずはコードを書くこと。

これは、私が常々感じていたことでした。
よくフロー図を書いてからコードを書きましょう的なアドバイスがされていますが、うまく言ったためしがありません。
(私の想像力の無さが少なからず影響していることは否めませんが)

まずは、書いてみる。
そして、テストしてみる。
ユーザーのリアクションを見る。

アジャイル思考ですね。
GAFAやマイクロソフトなどのテクノロジー系の企業はこれを採用していると言われています。
プログラマー出身のCEOが多い理由もそれに関係しているかもしれませんね。

そもそも、この考え方が大事なのは、プログラミングの世界に限らないと思います。

当初の設計図通りに行くプロジェクトばかりであれば、計画の遅れなどが生じるはずがないんですよね。
東京オリンピックの予算が当初より大幅に超えることや新国立競技場の完成が大幅に遅れるなどはありえないですからね。

もちろん、誰が携わるかによって精度は変わってくるでしょうが、要は、ある程度はやってみないとわからないという部分は少なからずあるのだと思います。

また、この本を読むことによって用語についての理解を深めることが出来ました。

本書では、インタプリンタやシェルスクリプトなど、私にとってなんとなくわかるようでわからない言葉が当たり前のように出てきました。
わからない言葉が出たときは、都度ネットで調べつつ本を読み進めていきました。
おかげさまで、基本的な用語を理解する手助けもしてくれたと感じてます。


そのほか、小さいことが是であること、ユーザーフレンドリーに依拠し過ぎないなどUNIXの筋の通った理念を感じることができます。

本書に書かれている理念、原則は、プログラミングをするしないにかかわらず、読んでおいて損はないと思います。

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