フィルムに収めた記憶
あのとき、あの場所で見ていた景色。
フィルムにそっと収めた僕の記憶。
2023年春から夏にかけ収めてきたフィルム写真が現像されて戻ってきた。
残暑厳しいとはいえ、季節は夏から秋へと移ろいでいるなか、ここでは春まで時間を戻してセレクトしたものをご覧いただく。
Pentax LXで撮影
サクラの見ごろが過ぎる頃になると、
高い木ばかりでなく足元までもいろいろな花が咲き出す。
一つひとつの花はたとえ小さくても、
より集まって咲くことでその姿が大きく目立つようになる。
それは笑顔の集まりのようであり、
賑やかにおしゃべりしているようであり、
春の歌を合唱しているようでもある。
とにかくみんなとっても楽しそうだ。
Canon Autoboy 2で撮影
亡くなった岳父から譲ってもらったAutoboy 2。
今回撮影中に突然巻き上げ不調となってしまった。
撮影後、何度かコマ送りされないためシャッターが切れないことに。
さらには最終コマが終わっても自動巻き上げされず、同じコマでの意図せぬ多重露出状態となってしまった。
何度か電源オン・オフを繰り返しているうちになんとか巻き上げ撮影済フィルムを救出することはできた。
でも、このあと新たなフィルムを入れて撮影することはちょっと難しそう。
このカメラを使っての撮影、今回が最後となってしまうのだろうか。
Pentax MZ7で撮影
フィルムカメラを使った撮影では、どんな風に撮れているかは現像してのお楽しみ。
上の一枚、その場では気づかなかったのだけれど、奥に並ぶ車両のブレーキランプなどによる多角形のボケなどがちょっと面白い効果となって表れている。
今年、30年以上も販売されてきたsmc PENTAX-FA 50mmF1.4が、最新性能を纏いHD PENTAX-FA 50mmF1.4 / smc PENTAX-FA 50mmF1.4 Classicへと生まれ変わった。
でも僕の手元にあるsmc PENTAX-FA 50mmF1.4はHD前のもの、そう30年以上前から使い続けているもの。Pentax MZ5購入時に、キットレンズではなくこの50mmを選んだ。それ以来の長いつきあいだ。
このレンズ、開放またはそれ近くで撮ったときの柔らか描写がステキなんだな。
明るく、しかもコンパクトで軽い。
ほんといいレンズ。
オートフォーカスの駆動音がウィーンウィーンと盛大だけど(-_-;)
それも長年使ってきたことで、今や元気な証拠として受け入れている笑
今回も最後までご覧いただきありがとうございました。