わたし連日ライブに通っているけど、ちゃんと大義名分がありますので。
9月はコンサートも舞台も予定はなく、現場がない閑散期のはずだった。
それが、日が暮れてくると毎日のようにライブ会場に足を運ぶのがもはや日課になりつつある。
昔は、「好きな子が好きすぎて、あの子がステージに立っているのにわたしが家でじっとしているなんてムリ!」と、衝動に耐えられずにせかせかと劇場通いしていた。
こんなわたしでも少しはオトナになったので、最近は「別に予定があればもちろんムリには行かないけれど、特別な予定がないなら行こっかな」というゆるいテンションでいる。結果として行けるだけ会場にいるのは変わらない。このゆるい気持ちでなんだかんだ毎日足を運べてしまっているんだから、むしろ成長してタチが悪くなっているのかもしれない。笑
先日、経営コンサルをしている方の取材を担当した。
経営コンサルタントとして長くさまざまな企業の支援をしてきたが、最近になって独立。コンサル業務は経営しつつ、新規で自社で商品を作って販売することになったそうで、その商品PRのためにお声がけいただいたの。
取材中印象に残ったのは、「コンサルタントをしていると、『でも、言うのとやるのは別ですから』って言われてしまうことが少なくないんですよ」という話。
クライアントからの言葉を受け続けて、独立したのを機に自身でも事業を立ち上げることに。そこできちんと結果を出して、胸を張って仕事をしたい気持ちが理由の一つにあったと打ち明けてくださった。
実際に体験してみて分かることは多すぎる。
わたしも、大学生の時に某コンビニでアルバイトをしてみてはじめて、こんな事にまで気を配らなければいけない仕事だったのかとびっくりした。わたし以外のスタッフはバックヤードに控えて事務をしているオーナーだけの早朝シフト。聞けばすぐに答えてくれる先輩スタッフがいたわけでもないので、新しいことを教えてもらうときは連日メモをたくさんとって、覚えるまではメモだけを頼りに手探りに業務を身につけていった。それまで何の気なしに何十回と利用してきたのに、時間と距離の条件面だけで始めたことをすぐに後悔したほどだった。
以来、気になったことはできる限り体験してみるように努めている。
あまり深く考えていないけれど、今、連日ライブに足を運んでいるのも、この辺りに理由があるんじゃないかと思うんだ。
今しているインタビューやライティングの仕事、目的は「ファンづくりのお手伝いをすること」と言い続けている。そんなわたしだから、もはやファンでいること•ファンであることをサボってはいけないんだろうなぁと。
もともと自然とやってしまうことであるけれど、それでお仕事させていただくようになった今だから、もはや意識的にファンしにいっているところもある。
これってものすごく楽しくて!
何をされたら好きが増すのか。
対象にお金を使おうって決めるきっかけは何なのか。
現場に足を運ぶハードルは何なのか。
大量の情報のなかで埋もれることなく「好き」をキープし続けるポイントとは。
ある意味で自分で人体実験しながら、これをされたらうれしい! これをされたら心が離れる! という事象を集めている。それで必要としてくれる人たちの役に立てるという、最高すぎるサイクルができていた。
今、連日会いに行っている子は惹きつけるのが本当に上手で、彼の思うままにズブズブと沼に沈んでいきながら、もう1人のわたしが上空からその沈められていく様をニヤニヤ眺めている感覚で最近の日常を生きている。
そんな訳なので、今後もファン心理の研究と修養に努めていく。という大義名分を謳いながら、好きなものを好きなだけぜいたくに摂取していくつもり。
そんなことを考えるライブ帰りの電車。明日もいくね、と伝えてきてしまったけれど、胸はって会場に足を運ぼうと思っていますー。
経験を通して学んだファン心理を活用して、起業や個人のファンづくりのお手伝いをサポートしています。ご相談はTwitterDMからお気軽に~!