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掘って、つなげて、伝えるよろこび

ファンづくりのお手伝いがしたいなと思うようになってしばらく経つ。

何をしているときが楽しいだろうって考えたら、好きなものの良さを伝えているとき。

無意識にやってしまうのって何だろうって考えたら、好きな人の頭や心のなかにあるものを少しでも多く集めていくこと。

方法は、わたしにできる手段なら何でもいい。でも、入り口として一対一でじっくりお話を聴く時間がもらえたら最高だなぁと思っていて。

好きなこと・やりたいことがうまく重なって今していることのひとつが、インタビュー記事を書くこと。


最近は、お仕事でお医者さんの記事などかかせていただいた。

プライベートではぱーみーほっしーの記事を。



インタビューしているときは、その人のなかを掘っていくみたいなイメージでいる。

過去のあれこれが今のその人をつくっていて、ここからどこに進んでいくのか。

何が自身のモチベーションになっていて、周りの人とどんな関係をつくっていて、お仕事などを通してもっと広い世界に何をつくろうとしているのか。

誰のお話を聴いても、みんなちゃんとつながってるなぁって思う。

砂場でやった棒たおしみたいに、周りを掘っていくとその人の真ん中を貫いている軸が出てくる。それを見つけられると、その人のなかから宝物を見つけたみたいにうれしくてわくわくしてしまう。



わくわくしたら、わたしの中だけでもっているんじゃもったいない!と思ってしまう。

そう、どこからか布教したい欲が湧いてきてしまう。

本当は、宝物をみつけたその足で人混みの真ん中に走っていって、大きい声で「聴いてくださーい!!この人すごいんです!」って言いたいくらい。

その気持ちをぐっと抑えて、文章にする。

聞いた順にそのまま並べたらいいってわけじゃない。

どこを取り上げて、どういう順番で書いたら一番よく伝わるんだろう。

そんなことを考えながら、あーでもないこーでもないとパズルみたいに当てはめていく。ここ!ってぴたりとはまるとこをを探し当てたくて。



これでどうだろう、というのができたら、基本はまず本人に読んでもらう。

ここが最初で最大のどきどきポイント。いくら、「わたしはこう受け取りました!」と言ったって、ご本人がもやもやしてしまうならそれは正解じゃない。

「あのときの話が、こんな風に!」ってよろこんでもらえるときは最高よね。

だってインタビューの前から始まって、書き終わるまで何時間も、何日間もずーっとその人のこと考え続けてるわけだから。報われる。


さらにその先で、読んでくださった人が「いいね」って言ってくれたり、その人のことが気になって好きになってくれたりしたら。

自分がいいなぁと思ったものを、他の人も「それいいね!」って言ってくれたらうれしいな。



そんなことを考えながら、今夜も次のインタビュー記事をああでもない、こうでもないと、何百ピースもあるパズルを並べかえている。あの人の魅力が伝わりますように。


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