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愛を全力で注いできた“主食”が変わった2022

「主食がかわってる!」と、びっくりして連絡をくれたのは、プロフィール欄を変更した直後のこと。SNSの自己紹介欄にずっと、一番に注いで応援しているアーティストの名前を書いてきた。その名前が変わったのは、この2022年わたし自身も驚いたことランキングでダントツの第1位の出来事なった。

相手の方がびっくりして連絡までくれる案件
なのに、ふざけたスタンプで返してごめんーー

ちなみに“主食”といっているのは昔からで、水や空気と同じくらい、わたしにとっては生きるのに欠かせないものという意味。摂取して、満たさないと生きていくことがむずかしいんだもん。

その結果、プライベートで1番受けた質問は「え、江田くんは?」になった。江田くんとは、もう何年もわたしが最優先事項にしてきたアイドルだった。所属先が変わって、活動の形態が変わって、と、応援している期間には様々な出来事を1ファンとして経験してきた。それでもずっと、変わらずに彼が好きだった。

これはもう、彼が表舞台にいる限りわたしはずっと彼が好きに違いない。「一生推します!」みたいな無責任な言葉は口にしなかったけれど、彼に対してなら、わたしはそれができるだろうと思っていた。それが。

わたしの1位は奪われた。彗星みたいにあらわれて、あざやかにさっと奪っていった。


気づいたのは、偏愛タイプのわたしの表彰台は、どうやら1位しかないということ。世の中の応援スタイルには、一般的な3位まで上がれるようなタイプ(担当•副担みたいな?)や、同率一位の台がたくさん用意されている『掛け持ち』スタイルなどがあることは知っている。
1位がダントツすぎて2位以下がすべて見えなくなるのが、どうにもわたしの『好き』らしかった。あまりに一途すぎて、笑えてくる。

だから、「え、江田くんは?」の問いに真摯にこたえると、「考える余裕がない」が質問に対する1番正確な答えだ。

彼の魅力がへったとか、わたしの気持ちが浮ついたとか、そんなことじゃなくて。ただただ、彼のことを考える時間が今の生活では取れないんだ。

ライブに行けば、このあったかい空間を作れるのは江田さんだけだと思うし、踊れる子という意味では同じだけど、江田さんのダンスでしか掴まれない場所がわたしの心の中にはある。

それでも、ただでさえ掛け持ちできない一途タイプ。しかも、新しい人は毎日昼夜問わず新しい発信があり、24時間脳内を占領していく。
人生ずっと誰かのファンだから、いろんな人•モノを、さまざまな形で愛を注いできた。それでも、ここまで溺れそうな量のアウトプットしてくる人ははじめて。とても半端な気持ちじゃ追いきれない。


人は、必要なときに、必要な人に惹かれるようにできているらしい。疎遠になったり別れたりするのは悲しいこととされるけれど、単にタイミングの問題だと聞いたときにほっとした。

わたしが彼に惹かれてきた長い時間は消えないし、わたしの人生を大きく変えてくれた人だからこの先もずっと好きだと思う。

先日会った妹が「江田さんがいなかったら、ゆこちゃん今の生活してないもんね」と言ってくれた。本当にその通りなんだ。

そんな感じで、なにも変わらず2023も、わたしの『1番』に全部の愛を注いでいく所存。いやー、2022の主食変更、確実にわたし年表に刻まれます。

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