コロナショック時に考える僕らのキャリア-僕らはどこへ向かうのか-


こんばんは。

コロナの影響でコロナ中の仕事論、働き方に関する記事やニュースが増えてきています。

私自身は、いち会社で働く普通のサラリーマンで、転職等もしてません。ただ、コロナショックは自分のキャリアや将来を考える良い機会と思い、そういった方も多いと思うので記事にしてみました。

今回、参考にさせていただいてのは、こちらの本。

本の内容は、マーケティングの本なのですがこちらで紹介されている”BASiCS”というマーケティングのフレームワークは、自身のキャリア戦略においても非常に有効なフレームワークなので紹介させていただきます。

本記事では、キャリア選択のスタート地点”あなたはどこに身を置く”のかをテーマにしています。

本書で述べられていることは、

キャリア選択のスタート地点、どこで戦うのか、身を置くのかさえ決めればキャリア戦略の70%近くは決まる。という点です。

■マーケティングのBASiCSとは何か

まず、本書で紹介されているマーケティングのBASiCSという戦略について簡単に説明します。

B(Battle Field)=戦う場所
A(Asset)=独自資源
S(Strength)=強み
i(Integrartion)=一貫性
C(Customer)=顧客
S(Selling message)=売り文句

こちらが、本書で紹介されているマーケティング戦略のBASiCSです。

企業戦略で当てはめてみます。例えば、マクドナルドのケースです。

B(戦場)低価格ファミリー向けランチ市場
A(独自資源)世界各国に跨る最大規模の店舗数・グローバルブランド認知
S(強み)低価格・利便性・他企業コラボ
C(顧客)中学性以下のお子さまがいる家庭
S(売り文句)ハッピーセット

iは”一貫性”ですので、上記戦略が一貫しているということになります

まず、どの市場で戦うのかを決めます。戦場の設定で競合が変わります。

ファミリー向けランチ市場であれば、同業界の競合他社だけでなく、ファミリーレストラン、惣菜やお弁当を販売しているスーパー等が競合になりそうです。

平日のオフィスワーカー向けランチ市場となると、吉野家などの牛丼屋、またカフェ等が競合になり、競合が変わってきます。

戦場の設定、どこで戦うのかを決めることが大きくその後の戦略に影響します。

上記マクドナルドの場合ですと、世界各地に広がる店舗網が規模の経済を通じて低価格、また利便性という強みを生み出します。またグローバルで認知度が高いので、ディズニー等との他企業とコラボしたアイテムの販売を可能にします。

それを、適切な顧客に、刺さる売り文句で売り込む。戦略として一貫性があります。逆に、これはロッテリア等がマネしようとしてもグローバルでの認知度が低いために難しい。

戦略、BASiCS一貫性があるために成功しています。

■BASiCSをキャリアに置き換える

BASiCSをキャリアに当てはめてみるとどうなるか考えてみます。下記キャリアは、本書を参考にしたものです。

B=①社内の広告営業担当 ②戦略MKプランナー
A=①誰からも好かれるコミュニケーション能力 ②同左+戦略思考
S=①顧客企業の話を聞きニーズを汲み取る力 ②同左+顧客企業の戦略に合わせたベストな戦略提案
C=①斬新な提案ではなく、企業に合わせた提案が欲しい会社 ②同左+一貫した戦略提案を提供してほしい会社
S=①密着軸 ②密着軸+商品軸

Sの密着軸、商品軸というのは、自身の強みにかかわる部分になるので、また明日の記事で書いていきます。

上記、少々例がわかりずらいかもしれませんが、どこで自分が勝負するか戦場の選択が、自分の競合、強みとして持つべきスキル、顧客の範囲を決めていきます。

①であれば、社内の広告担当が競合になるので、その中で自分が発揮できる強みに基づいて戦略を決めていきます。顧客は顧客企業だけでなく、評価者である上司とも言えます。

②の場合は、他企業のMK戦略担当の方も競合になるので、その中で自分が発揮できる強みを探す、もしくは身に付けることが必要です。顧客は、転職先の企業等の広がりを見せていきます。

■僕らはどこで戦うのか

Battle Field(戦場)という言葉がやや強すぎる印象を持ちますが、キャリアにおいてどのテリトリー(領域)に自分の身を置くか、というのは重要な視点です。

社内か社外が、国内か国外といった広がりと、マーケティングかエンジニアかといった専門領域における奥行きなどが、自分をどこに位置付けるかである程度定まってきます。

キャリア戦略において、どこで戦うのか、スタート地点を決めることは今後のキャリアの70%を左右すると言えそうです。

私自身はといいますと、まだBattle Fieldを定めきれていないやや悩める社会人です。

仕事には、満足していますし、やりがいも感じています。

しかし、コロナショックは自分のキャリアを改めて見つめなおす良い機会なのでは??と感じるように至りました。なんとなく、漠然とした不安のようなものを抱いているというのをあるかもしれません。

今一度、自分ことを見つめなおし、自分独自の資源や強みを整理しなおす。また、そこから逆算して自分の身をどこに置くかを考えることもできます。

本当に今の会社でいいんだっけ??と、感じてる方は多いと思います。その中で、自分のキャリアを考える際に、BASiCSのフレームワークはなんらかの道筋を示してくれるかもしれません。

この機会にBASiCSに沿いながら自分のキャリア、人生について考え直してみませんか。





















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