「患者の話は医師にどう聞こえるのか」

タイトル通り、医師と患者のコミュニケーションについて書いている本です。

患者はどれくらいの間話すのか

なるべく患者の話を遮らないように、と思っている著者がある日、患者にずっと話をさせるとどれくらい時間がかかるのかを測ってみるシーンがあります。

これにはちゃんと先行研究があって、そこでは平均92秒でした。で、著者が1日だけ試してみると、最短32秒から最長4分7秒でした。

思ったよりも短かかったそうです。

RIAS

医師と患者のやりとりを録音し、後でそれを聞きながら、発話の単位ごとに一定のカテゴリに分類していくRIAS(The Roter Method of Interaction Process Analysis System)という方法が紹介されています。

"The Roter"というのは、これを考えたDebra L. Roterという医師を指しているみたいです。

これは、会話の内容を数量化し、患者の治療成績と比較することで、コミュニケーションの効果を測ろうというものです。

日本でもやっているようですが、あまりひろまっていないようです。

日本語の本も出ています。

これから読んでみようと思います。


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