アウトプットの具体的な事例 〜言葉よりも「絵」が効果的!〜
アウトプットは、人それぞれの方法でいいのです。
今回ご紹介する事例が、どなたかの何かの参考になれば幸いです。
またその事例もなるべくオープンなもの(生々しいもの)であった方が参考になると思い、実際に描いた「絵」をご紹介します。
はじめに
まず「絵」ってどんなものですか?と聞かれることがあります。
正直お恥ずかしい限りです・・。
それはたいした「絵」じゃないからです。
だから、私は自分の中で「落書き」と呼んでいます(笑)
しかし、たいした「絵」じゃなくても、それなりに効果があるのです。
自慢できるような「絵」ではありませんが、実際に描いた「絵」をご覧ください。
事例1
FC展開をしているお客様と、今後の提携業務について電話で打ち合わせをする機会がありました。その打ち合わせの前に、次のような「絵」をメールで送りました。
たかがこんな「絵」ですが、役に立つのです。
では、どんな風に役に立つのでしょうか?
一言で言うと、時間をかけて説明する手間がなくなります。
電話で説明をする必要はなく、電話でまず聞くことは・・・、
「先ほど送った絵のような流れでどうですか?」ということです。
すると、事前に「絵」を確認してくれたお客様は・・・、
「これでいいですね!」と返事をくれました。
基本的な打ち合わせは、この1往復のやり取りで終了です。
「絵」のおかげでコミュニケーションのベクトルを確認することができますし、そのベクトルを合わせる時間も一瞬で済みます。
そんなコミュニケーションのサポートを「絵」がしてくれるのです。
事例2
業績に苦しんでいる部門があり、その部門長に「何か応援して欲しいことはある?」と聞くと、返事は「特にないです」と返ってきました。
その部門では、病欠による欠員もあり「人手が足りない」ことは明白でした。そこで、次のような「絵」を送って、1つの問いを投げました。
「例えばこんなイメージだけど、他に応援して欲しいことはある?」と聞くと・・・、
「そういうことだったらこんなこともあります。そんなことでいいんだったらこんなことをしてもらえると嬉しいです」と返事が返ってきました。
それ以外にも、たくさんの要望が出てきました。
では、なぜ最初に聞いた時に「特にないです」という返事だったのかと聞くと「なんて答えていいか分からなかった」ということでした。
「絵」というたたき台があったおかげで、1人の心の声を吸い上げられたのです。
「何でもいいから遠慮なく言ってくれていいんだよ」と優しい言葉を投げかけたり「なぜ心の声を言ってくれないのか」と考えることも大切ですが「絵」というたたき台によって心の距離を縮めることもできるのです。
この事例に限らず、たたき台の作成はとても尊い行為ものです。
たたき台を見て仮に相手の希望に反する内容であっても、なぜ反するかという意見を吸い上げることができます。
だからたたき台という資料は、コミュニケーションを活性化させるためにとても価値があるのです。
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