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言葉は情景と共に記憶される
伝えるという手段には色々とあります。
その中でも「言葉」というのは大切ですし、言葉の力をとても実感します。
例えばこちらの言葉を読んで、どのように感じますか?
夢を乗せて走る車道 明日への旅
通り過ぎる街の色 思い出の日々
この言葉を読んだ時の感じ方は人それぞれですが、私は希望に満ち溢れた旅立ちへの覚悟と共に、今までの過去に対する感謝を感じます。
もちろんそれ以外のイメージを持つ人もいるでしょうが、言葉だけで勇気をもらえるのが、言葉の力ですね。
そして「子供」と「子ども」など、同じ意味であっても使う漢字によって、伝わり方が変わってくるところが日本語の面白さであり、難しさですね。
ちなみに私は「子供」ではなく「子ども」と書くようにしていて、同様な例として「友達」ではなく「友だち」と書くようにしています。
これも言葉を通して、自分なりに伝えたいイメージを想定した選択です。
ちなみに冒頭でご紹介した言葉は、何の言葉だか分かりますか?
夢を乗せて走る車道 明日への旅
通り過ぎる街の色 思い出の日々
これは私が大好きなサザンオールスターズの「希望の轍」の歌詞です。
皆さんはご存じですか?
1990年の歌ですが、いつでも新鮮に聴こえるのが不思議です。
この歌詞を見るだけで、勇気も元気も出て前向きになれるのですが、私は最初にこの言葉を知ったのは、もちろん歌なのです。
つまりその経緯があるからこそ、改めてこの言葉を見ると、歌を通しての様々な感情が溢れ出てくるのです。
この言葉を見ると、あの素敵なピアノのイントロが蘇ってくる。
この言葉を見ると、あの桑田さんの素敵な声が蘇ってくる。
この言葉を見ると、あの神回と言われた2018年のNHK紅白歌合戦を思い出す。
この言葉を見ると、デートでのドライブを思い出す(笑)
この言葉を見ると、社会人になってから凹んでいた時の気持ちを思い出す。
もちろんこの言葉(歌詞)は好きなのですが、この言葉を読んで抱く感情は歌詞を通して体験したことと共にやってくるのです。
このように、言葉にはその言葉の裏側も含めて力があるのです。
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