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伝わらない時の原因でよくあること 〜言葉遣い編〜

「もうずっと言い続けているのに~、まだこんなことがわからないのかよ~」

こんな風に思うことはありませんか?

腹立たしい気持ちをグッと堪えた言葉ではありますが、見方を変えるとこんな言葉にもなります。

「もうずっと言い続けているのに~、まだ相手に気持ちを伝えられてないのかよ~?」

そうなんです。

何ごとも改善しようと思ったら、相手に指を向けるのではなく、自分に指を向けるしかないのです。

自分に何ができるかを考えるしか、改善の道はないのです。


伝わらないパターン

冒頭にご紹介したような「伝わらないパターン」とは、どのような場面でしょうか?

もちろん色々なパターンがありますが、私が感じる最も多い場面は・・・。

伝わらないパターンは「相手の目線に合わせていない」時です。

つまりこういうことです。

ある人が、売上データの分析を任されていたとします。その分析の目的はもちろん今後の売上を上げていくためです。

そしてその分析結果を、次のように報告したらどうでしょうか?

それでは売上データ分析結果を報告します。

過去1年分の売上データを分析する際に、まずはPV(※1)とコンバージョン(※2)を集計しました。

そしてその結果をもとに、弊社にとってのコアコンピタンス(※3)は何なのかを改めて考える必要があると感じました。

さらに大前提として、既存のペルソナ(※4)設定が正しいのかという原点にも立ち返りました。

そしてこの分析からいかにブルーオーシャン(※5)を見つけるかを考えましたので、ぜひお聞きください。

「ポカ〜ン(笑)」

大げさな例えを書きましたが、こういう人って結構いませんか?

このパターンって結構ありませんか?(笑)

ちなみに・・・ビジネス用語としての意味は下記参照。

※1 PV(pageview):ウェブサイトのページが表示された回数

※2 コンバージョン:ウェブサイト上での最終的な成果(例えば成約件数とか資料請求件数とかメルマガ登録件数など)

※3 コアコンピタンス:企業の中核となり競合他社を圧倒的に上回るレベルのもの

※4 ペルソナ:商品やサービスを利用する顧客の中で最も重要な人物モデル

※5 ブルーオーシャン:競合性の低い(競合相手がいないかもしくは少ない)未開発の市場(マーケット)

伝わらない原因

さっきの言葉遣いで、相手に伝わっていれば何の問題もありません。

しかし「ポカ〜ン(笑)」という反応を見ると、伝わってはいないようです。

ではなぜ伝わらなかったのでしょうか?

それは、言葉遣いを「相手の目線に合わせていない」からです。

伝える技術の基本とは「相手の目線に合わせる」技術です。

売上データ分析を任されたこの人は、決して不真面目ではありません。

どうやったら良い対策を見つけられるのかを一生懸命考え、真面目に発表しています。

そして時間をかけて、自分なりにどんどん分析を掘り下げていきました。

その結果「相手の目線に合わせること」ができなくなってしまったのです。

悪気はないかもしれませんが、コミュニケーションにおいては致命傷です。

言い方を変えれば、伝える技術がないのです。

伝える技術については、こちらもよかったらご覧ください。

話が分かりやすい人になる 〜伝える力をグングン伸ばす5つのステップ〜


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