『制服図鑑』で自分に合った学校を選ぼうPart.１

教育図鑑では、首都圏の中学校の制服をイラストで紹介しています。
かわいい、かっこいい制服が来たい！と志望校を決める際に、制服も選ぶ基準になるのではないでしょうか。

目標の中学選び　親の基準VS子供の基準

自分の子供に中学受験をさせたい！　と考えたら、まずは塾を探す前に目標の学校をイメージしておく必要があります。
目標とする学校によって適した塾が変わってくるからです。

親は、
①家庭の価値観と合う校風の学校であること
②自宅と学校の距離が離れていないこと
③学校の偏差値レベルが考えている基準であること
などのポイントを重視しますが、学校選びのポイントは親と子で少し異なるもの。

来校型イベントの減少で、学校の制服が志望校選択の重要なポイントに
昨年受験を終えた弊社スタッフの家庭の場合、通塾をスタートする時期にお子さんがよく検索していたのが中学校の制服で、
「制服図鑑」で好きなアニメに出てくる制服に似たものを発見しては校風や偏差値そっちのけで「ここに行きたい！」と話していたそうです。

多くの男の子、そしてあまりファッションに興味のない女の子にとって制服は学校選びの大きな基準ではないようですが、
「こんな制服は着たくないな」という感情から併願校や志望校を淘汰することもあるそう。

弊社男性スタッフは、中学受験の併願校選択の際に「ボタンが黒い詰め襟は着たくない、という視点で学校選びをした」と話していました。

学校の個性を体現する私立中学の制服

現在、私立中学校の制服で多いのは…
実際に通学時間帯に電車に乗ると、セーラー服・ブレザー・詰め襟・ワンピースと多種多様な制服が目に入ってきます。
中には公立高校・中学の生徒さんもいますが、デザインされた個性的な制服は私立の学校のものが多いようです。
昔は女子の制服の主流はセーラー服でしたが「動きにくい」「洗濯しにくい」「アレンジしにくい」といった理由から1980年代頃からブレザーにリニューアルする学校が急増。今ではブレザーが多数派になりました。
しかし私立中学校においてはいまだセーラー服を採用している学校も多く、近年はセーラー服とジャケットを組み合わせた複合型の「セーラーブレザー」を採用して人気となっている学校も増えているのだとか。

制服図鑑厳選！ステキな制服紹介

ここで、中学図鑑スタッフが独自の視点でセレクトした、魅力的な制服を一部ご紹介します。

【女子校】

①聖セシリア女子中学校
冬服のジャケットは白のパイピングが目立つ個性的な制服です 中学リボンはエンジ色、高校はブルーになります。
ガーディガンのワンポイント、アーガイル柄がおしゃれ！　紋章が刻印されたオリジナルボタンや鮮やかなブルーのソックスが目を引きます。

②女子聖学院中学校
腰まで届く長いスカーフが大きな特徴。スカーフは学年ごとに色が変わります（1年 赤、2年 エンジ、3年 クリーム）。
タイ留めにバッジをつけます。夏服は白に紺襟のセーラー服。イラストの夏服は個性的なワンピースの盛夏服です。

③共立女子中学校
冬服は濃紺のセーラー服。ボリュームのある純白のスカーフと袖のエンブレムが清潔感と伝統を感じさせます。
夏服はオーソドックスな白に紺のセーラーカラーの制服。袖の大きいエンブレムが目を引きます。
高校の制服は卒業生の桂由美さんのデザインで、中学とはガラッと変わりブレザースタイルです。セーラー服・ブレザーどちらも着てみたい、という人におすすめ！

④中村中学校
サマーベストには「N」のイニシャル刺繍。 創立100周年を機に一新された制服。
中学はグレーを基調とした「かわいらしさ」、高校は黒を基調とした「清楚・上品」がテーマとなっている知性溢れるデザイン。
スクールカラーのエンジをデザインや素材に取り入れ、歴史と伝統を感じさせる作りとなっています。

【男子校】

①学習院中等科
冬服は濃紺の上品な詰め襟。袖に黒いパイピングがあるのが特徴です。制帽は現在着用自由。

②逗子開成中学校
「ペンは剣よりも強し」がモチーフの校章が、冬服ブレザーのボタンや襟章、シャツや指定バッグに施されています。
指定のPコートもかっこいい！

③京華中学校
J.PRESSモデルの制服はスタンダードで上品。ストライプ入りのグレーネクタイと、こちらもストライプの入ったグレーのスラックスが特徴。
夏服の白いベストがさわやかです。

④攻玉社中学校
ボタンのない、紺色の海軍式の詰め襟です。伝統と歴史を感じさせる凛々しい印象。袖にはエンジのライン入り。
指定のバッグにも鮮やかなエンジのラインが入っています。

【共学】

①上野学園中学校
校章があしらわれた金色のオリジナルボタンが目立ちます。女子は緑のパイピングが鮮やかなジャケットスタイル。
チェック柄のスカートも選べます。

②お茶の水女子大学附属中学校
男子は伝統的な詰め襟スタイル。女子のセーラー服はスタンダードなものですが、特徴はなんといっても腰に巻く紋章つきのベルト。
伝統を感じさせるデザインです。

③目白研心中学校
男子はネイビーのブレザーとスラックス。女子は明るい赤のリボンがまぶしいセーラー服です。
希望者が購入する女子の白いブレザーがかわいい！　セーラー服と組み合わせて「セーラーブレザー」の制服として人気急上昇中です。

④青山学院中等部
男子はオーソドックスな濃紺のブレザー＆ボトムですが洗練された雰囲気。
女子は品の良さを感じさせるグレーのノーカラーブレザーです。スカートはプリーツスカートであれば色や柄の指定がないのが特徴。学校周辺では制服を思い思いにおしゃれに着こなす生徒を目にします。

まとめ

去年から、残念ながら学校を訪問するチャンスがぐんと減ってしまいました。
3・4・5年生の時点で学校訪問ができないと、実際の学校の雰囲気や説明会の案内をしてくれたかっこいい先輩にあこがれて……というような志望校への最初のモチベーションを見つけるのが難しい状態です。
そんな今、「街中やインターネットで見かけた、こんな制服が着たい！」ということが中学受験をスタートするきっかけになっているお子さんも多いのではないでしょうか。

「中学受験を始めたはいいけれど、子どものやる気が見えない……」と悩んだら、「制服図鑑」を開き、親子でお気に入りの制服の学校を見つけてみてください。制服が「この学校に絶対に行きたい！」というモチベーションになってくれたらシメたもの。

みなさんのお気に入りの制服はどういったタイプのものでしょうか？

次回は、私服OKや女子のスラックスOKなど、ちょっと視点て学校をご紹介していきます。