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修学旅行がキャンセルに・・・これからもなしでいいよ。

「今年は4月・5月が休校になって、2学期に予定していた修学旅行がなくなっちゃったよ・・・」

「あー、行きたかったなあ。東京ディズニーランド。」

・・・・・・

みんな大好き修学旅行。枕投げして、好きな子の話して。

そんな楽しい修学旅行が中止になるなんて今年の卒業生はかわいそう。。。

・・・・・・


そうですか?

そんなのパリピだけの話ですよ。

私なんてまれに見る隠キャやから何も楽しくなかったし、集団行動苦手やから旅行は1人で行かせてくれって感じです。

コロナの影響で中止になって安心した子どもも少なくないはずですよ。集団が苦手という子どももそうですし、病気が心配で家以外での宿泊は心配という子どももたくさんいますし、修学旅行に行かせるお金がないという家庭もそうです。そういう子どもはあまり声に出して喜ばないので、あまり表面には出てきませんが。


実際、私、高校の時の修学旅行には参加していません。

かと言ってなんの後悔もありませんし、何も気にしていません。この記事を書こうと思って自分の体験を振り返ってみた時に「そう言えば俺高校の修学旅行行ってなかったな」って気づいたくらいです。

行った人はそれなりの思い出ができるのかもしれませんが、行かなかったとしてもその後の人生において何の損にもなりません。多分。


ここからは教師目線で本音を書きます。教師だったら書けなかったんですが。


教師の中にも修学旅行が嫌いな人も多くいます。

なぜか。しんどすぎるからです。

3日間とか4日間とか、高校なら海外で7日間とか、子どもたちの安全をずーっと心配し、問題行動がないかずーっと見張って、なかなか寝ない子どもたちが寝るまでずーっと通路の門番をして。食事も睡眠も入浴もまともにできず、本当に心も体もクタクタになります。帰ってきたあとはいつも持病が悪化しています。

修学旅行前は準備で大忙しですし、帰ってきたあとは心も体もズタボロなのに平気な顔して平常通りの業務をしないといけないし。

先生にも家庭がありますし、小さなお子さんがいる家庭もあります。病気や怪我が心配なことなどいっぱいあります。

子どもたちがたっくさんのことを学んできてくれたらいいんですけどね。それもよくわからない時があります。


今年、修学旅行が中止になって内心喜んでいる先生も多いはずです。でも、先生方はそれをSNSには書けませんし、全国の皆さんに知ってもらうことができません。


教師をやめた今なら言えます。

これから修学旅行は無くしませんか。


これからは、VRでいろんな場所のいろんなことが教室にいながらでも学ぶことができます。Zoomなどのウェブ会議システムを使えば、現地の人との交流もできます。海外とも交流できます。感染症のリスクも減らせますし、怪我・病気の心配も減ります。治安の問題も、費用の問題もなくなりますよね。

VRやZoomで学習したことを現地に行ってさらに調べたい人は卒業後に個人レベルで行ってもらう方が意味のある旅行になりませんか。

今年は修学旅行が中止で来年は決行、これは公教育の先生が嫌う「不平等」ってやつでもありますし。


全員で修学旅行に行く時代はもう終わりました。



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