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✈海外に行くとできなくなることがある。12年越しの初体験

海外に行って帰ってくると、最低4週間できなくなることがあります。

行った地域や期間によっては、もっと長い間できない。一生できないことも。

それは、献血です。

よく学校や会社にも献血バスが来ていたり、街なかでも呼びかけていたので、私は小中学生くらいの頃から身近に感じていました。

だから私にとって、献血はやりたいときにいつでもできるイメージ。

でも実際は針が怖くて避けていました。(二度の妊娠出産を経て、今はそこまで怖くない)

さて、私の大学の親友は熱心な献血者です。

大学生の頃、気まぐれで彼女について献血ルームに行ってみました。

ところが私、問診で引っかかって、できなかった…

引っかかったのは、3日以内の歯科治療歴。

そう、献血にはいろいろと禁忌項目があります。(詳しくは赤十字社のホームページで)

いつでもできそうに見せかけて意外と厳しいのね、とそのとき知りました。

それ以来「せっかく行ったのに、できなくて残念」という思いが少なからずあって。

しかも。

そのあとも海外に行ったり、歯科治療したり、引っ越したり、妊娠したり、子守していたり、授乳していたり、また海外に行ったり、健診で引っかかったり、歯科治療したり(また)、貧血だったり…

リベンジの機会もなく、気づいたら12年も経ってしまっていました。早!

2022年は今年こそと思って、献血を目標に掲げて、次のチャンスが巡ってきたらすかさず行こう!とずっと伺っていました。

そして、出張に行くととまた一ヶ月は献血できなくなる、と焦っていた最近。

ふっとエアポケットのようなタイミングがあり、やっと最寄りの献血ルームに行くことができました!!(電話で当日予約をしました)

そしてトントンと、献血デビュー。

荷物のロッカーは私のラッキーナンバー33。手渡された電子ベルも33で、いい予感しかしない。

直前に水分を取りすぎて冷えたのか採血用の血管が収縮してしまい針をさせず、待合スペースに送り返されたりしましたが(笑)

ついに、400mlの採血ができました!悲願!

大げさですが、これで死ぬ前にやり残すことをまた一つ減らせたな、という気分です。

例の献血マニアの親友は、大学時代は3年以上、毎月行っていたそうです。

でも彼女は国際機関の職員で、海外生活が多いため、今や献血ができない身です。

採血が無事済んだことは彼女に一番に報告しました。

自分のことのように喜んでくれました。

昔、彼女に連れて行ってもらえていなかったら(未遂でしたが)、ここまでの執念を持ち続けなかったかもしれない。

何歳になっても、初体験は一回きり。とても貴重で刺激的です。

献血が好きなのにできない彼女の意思を引き継いで、私もできる範囲でまた行きたいと思います。

ちなみに大学生の頃は、親友よりもむしろ私のほうが国際機関志望でした。ところが今、親友がやっている仕事はまさに昔の私が志望していた進路。

なんだか立場が逆転していますが、それもなんだか縁に感じて、本当に感慨深いな、と一人、献血の待合室でしんみりしていました。


その後も体調変化を感じることもなく、これならまたできそうだという手応えを感じました。

とにかく出張前にできて、ホッとしました。

当マガジン「米ボーディングスクール潜入記録」では、2022年6月に私が潜入するアメリカのボーディングスクールの同窓会、卒業式、サマースクールなどの様子を写真と文章でレポートします。

今度の出張では、どんな初体験が待っているでしょうか。

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ボーディングスクール出身の教育コンサルタントが書くアメリカの私立教育事情&旅行記です。

【アメリカの高校寮に宿泊】2022年6月、アメリカのボーディングスクールの同窓会、卒業式、サマースクールなどに潜入してきました。渡航前の準…

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