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スマホだけで映像と音を同時に収録して動画データを作成する方法について


答え

ひとつの答えだとは思うが、ヤマハが既に回答を用意していた
※Androidスマートフォンとの接続方法

注意点

なお、全てのAndroidスマートフォンで試しているわけではないので、試すときにはよく調べてほしい

準備

動画に倣って、下記の製品を用意して確認できた

スマホ

Xiaomi Mi 11 Lite 5Gは、格安スマホにカテゴライズされる製品かと思うが、FHDの60fps、そして4Kの30fpsを備えているので、スマホだけで撮影(映像)するにはよいと感じた。また、音質の問題を解決すべく本題に取り組んだ。

オーディオインターフェース

AG06MK2はヤマハのオーディオインターフェースで、動画で取り上げられている製品のシリーズだ。動画ではAG03MK2で設定しているが、AG06MK2でも出来ることを確認した

個人的には他のオーディオインターフェースよりも、配信、録音、オンライン会議などの用途を想定したときに、最適なソリューションだと思っている。他のオーディオインターフェースだと設定が煩雑だったり、機能として備えていない可能性があるので、よく調べてから製品は検討した方がよい

特によかった点は、特別、設定することなく入力した音をヘッドホンで聞けることだ。ループバックなどとわけのわからない設定を意識することなく入力音を確認できるのは大きい。モノによってはDIRECT→USBへ音を回すと、自分の音を確認できないなんてことはあるけど、そういった問題が解決できたのはありがたかった

音質は正直分からないが、スマホで直接録画するよりはマシにはなるだろう

Type-C to 3.5mm音声変換アダプター(4極、CTIA規格)

ここでは、4極対応であること、CTIA規格であることを注意して選んだ。なぜ、4極でないといけないか、それはヤマハの動画の説明で4極とあったから、また、4極とはマイク、ステレオ、GNDを示す。恐らく4極でないと音声の入力ができないのではないかと想像したからだ。正直、スマホの録画時に音声はどちらから来るのか分からないが、恐らく、双方向かジャックに刺さるので切り替わりオーディオインターフェース側からのみなのではないかと想像する。いずれにしても3極では難しい気がする。また、CTIA規格である必要があるのは、入出力仕様にあるAUXの項目にCTIA規格であることと書いてあったからだ。パーツの製品の選定は注意しなければならない

3.5mm4極オーディオケーブル(4極、3m)

GR-4AS30の3.5mm4極オーディオケーブルを購入した。4極の必要性は前述の通りだ。3mにしたのは取り回しが効きやすいようにするためだ。それにしても4極ケーブルというのは種類が少ない。そして、Amazonで見ると本当に大丈夫なのか判断できない製品が多すぎたため、ヨドバシかビックカメラなどの大型家電量販店の取り扱い製品をひとつの基準とした。

音源

音源としてはギターとアンプシミュレーターを使って録音する

ギター

SQUIER SONIC ESQUIRE Hを使用する。ハムピックアップ一発のシンプルな構成で、廉価なSquireのテレキャスターである

エフェクター

COPPERHEAD DRIVE、Nutubeを採用した真空管のエフェクターであり、CABモードがあるのでアンプとして使用することが出来る。なお、ACアダプタは別途、接続するものとする

シールド

ギターのシールドはこだわりたいためCUI-6550を使用する。また、パッチケーブルはCU-5050を使用する。この2種類のケーブルをソルダーレスプラグに取り付けて繋いでいる

補助

スマートフォンアダプター

公式ページから見つけられなかったが、ETSUMI E-6764というスマートフォンアダプターの脚部分をラックの網に巻き付けて脚を固定した。固定できれば何でもよい

スマートフォンホルダー

また、Velbonのスマートフォンアダプターを使ってスマホを固定した

接続

ギター→シールド→エフェクター→シールド→オーディオインターフェース (AUX) → 3.5mm4極オーディオケーブル → Type-C to 3.5mm音声変換アダプター → スマホ

検証結果

下記のようなサウンドが得られる。最初はMacからの電力が足りていないのかスマホの音がジーと音だけして入力されなかったが、無事に音が入力された

なぜ、この接続なのか?

LINEで録音するためには、これ以外の方法が浮かばなかった。いわゆるiRigもあるが、iPhone対応でありオーディオインターフェースの代わりとして録画しながら録音できるかは、iRigを持っていないので分からない。もし、iPhoneを持っていたとしても、フルHD(60fps)で録画するためには上位グレードのiPhoneを所持しなければいけないのではないだろうか。何より汎用性と拡張性が限られると感じた。AG06MK2であれば、入力端子の多さからもう少し汎用性、拡張性を持たせられるのではないかと感じている

録音と録画を分けてはダメか?

ダメではない、動画編集の段階で組み合わせるのはありだと思う。しかし、素材を動画と録音から探しづらい側面があることが分かった。一発のテイクで撮れるのであれば何も問題ないが、複数テイクがあると探すのがメンドーである。何より、切り取るにしても映像と音はリンクしていた方が手間が減ることは大きい。(音源をエクスポートする手間、録画と録音の同期をする手間をなくす)

しかし、そもそもの話だが、動画を撮るということは何を構成するか、何を演奏するかシナリオが決まっていないといけない。すぐアドリブが出来る演奏力がある人ならば問題ないが、演奏してみた、エフェクターをレビューしてみたにしろ、何かしらの目的や意図があるため、何を弾くかを決めずに弾くと、演奏の練習もしていないし演奏のクオリティ(良さ)に満足できなくなる可能性が大いにある。例えば、エフェクターレビューでフレーズを決めておいてルーパーに録音して再生しツマミを回し続ける動画など。これならばシナリオを決めた上で同じクオリティでツマミを回す変化が楽しめるだろう

まとめ

正直、かなり回り道をしたがスマホだけで録画できるようになった。今回は特に時短を意識した構成になっていると思う。No Talking動画は作りやすいのではないだろうか

反省点としては、白飛びがひどいので動画の撮影方法を見直そうと思う

今回は、機材、環境整備はおまけで、やはり動画のシナリオをどうするかなど、本来の内容を考えさせられる会になったかと思う

参考

入出力仕様

4極のイヤホンジャックに3極を接続しても使えるというのは聞いたんですけど、危険ですか?

イヤホンプラグの種類って?

おわり!