末永琢也(SUENAGA Takuya)

高知大学大学院教職大学院の講師です。 生活科教育・社会科教育・道徳科教育を専門に研究を…

末永琢也(SUENAGA Takuya)

高知大学大学院教職大学院の講師です。 生活科教育・社会科教育・道徳科教育を専門に研究をしています。

最近の記事

読書メモ

太田省一(2024)『「笑っていいとも!」とその時代』集英社。 笑っていいともが時代を反映している。 いやつくった部分もあるのではないだろうか。 テレビの存在価値を高めた番組であることは間違いない。 この本では,「笑っていいとも」をフィルターにして当時の時代を語っている。 目次は以下の通りである。 はじめに 第1章 「密室芸人」タモリが昼の司会に抜擢された理由 第2章 「テレフォンショッキング」という発明 第3章 「国民のおもちゃ」を演じたタモリ 第4章 視聴者を巻き込

    • 教師は学習指導案を書くことをどう感じているのだろう。学習指導案の作成は,授業レベルを向上させるするための重要な通過儀礼だと思う。学習者ベースにおいても学習指導案は必須であろう。特に,個別最適化では,児童観・教材観・指導観がしっかりしていないと這い回ると思うが。

      • 揃わない前提の授業を見る・感じる・考える

        この度,機会をいただき,授業づくりネットワークNo.48で原稿を執筆させていただくことになった 特集「揃わない前提の授業を見る・感じる・考える」 ※すでに予約開始中です。 揃わない前提の授業の事例がたくさん紹介されます。 私は,奈良女子大学附属小学校の服部先生の図工の授業を参観させていただきました。 専門ではない教科ではありますが,「授業デザイン」という視点で参観させていただきました。 その授業での子どもの表現する姿や服部先生の授業の特色を整理して原稿にしています。

        • 数年前の東井義雄講演会で平田オリザ氏が現在の教育について講演された。その中で,「主体的・対話的で深い学びの対話的の『的』って何でしょうね。対話的なんて日本語はおかしい。」とおっしゃっていた。はっとした。日本の教育は,対話ではなく,対話「的」を必要としているのだろう。日本らしいな。

        • 教師は学習指導案を書くことをどう感じているのだろう。学習指導案の作成は,授業レベルを向上させるするための重要な通過儀礼だと思う。学習者ベースにおいても学習指導案は必須であろう。特に,個別最適化では,児童観・教材観・指導観がしっかりしていないと這い回ると思うが。

        • 揃わない前提の授業を見る・感じる・考える

        • 数年前の東井義雄講演会で平田オリザ氏が現在の教育について講演された。その中で,「主体的・対話的で深い学びの対話的の『的』って何でしょうね。対話的なんて日本語はおかしい。」とおっしゃっていた。はっとした。日本の教育は,対話ではなく,対話「的」を必要としているのだろう。日本らしいな。

          だからといって,今までの授業を肯定するわけではない。10年前と同じ授業デザイン,スタイルではダメだろう。ICTが導入されたのだから,その利便性を生かし,今までできなかった授業にチャレンジしていくことが必要だろう。

          だからといって,今までの授業を肯定するわけではない。10年前と同じ授業デザイン,スタイルではダメだろう。ICTが導入されたのだから,その利便性を生かし,今までできなかった授業にチャレンジしていくことが必要だろう。

          教育DXという言葉はあるが,授業DXはほとんど聞かない。教育DXの本を読んでも授業でのICT活用ばかりである。内容的には,アナログをデジタルに置き換えたものばかりに見えてしまう。多くは,個別最適な学びに関わるものである。「授業DX=個別最適な学び」ではないと思うが。

          教育DXという言葉はあるが,授業DXはほとんど聞かない。教育DXの本を読んでも授業でのICT活用ばかりである。内容的には,アナログをデジタルに置き換えたものばかりに見えてしまう。多くは,個別最適な学びに関わるものである。「授業DX=個別最適な学び」ではないと思うが。

          読書メモ

          星野恵美子(1997)『「カルテ」で子どものよさを生かす』明治図書 授業が中心にあるのがいい! バランスだよな。人間教師という視点は大事なのだが,自分の経験や考え方を押しつける教師もいるのが事実。 ①はケア的アプローチである。正直,今の学校はこの役割を担うことが多くなっている。ただ,教師としては②であってほしい。その中心がやはり授業だろう。

          授業とは,その場に参席した人々によってこそ共有され創造された時間的営為の総体であり,個別性・一回性を特色とするものである。

          授業とは,その場に参席した人々によってこそ共有され創造された時間的営為の総体であり,個別性・一回性を特色とするものである。

          著者が発売されました

          わかばの会のメンバーでつくった著書が発売されました。 第2弾の今回は教材をテーマにしています。 また,今回は編集を担当させていただきました。 理論編では,教材そのものの特性や道徳科における教材の特性を明らかにしています。 実践編では,特性にあわせて実際の授業を紹介しています。 多くの方に読んでいただきたいです。 第1弾著書はコチラ→

          著者が発売されました

          道徳教育フェスティバル開催!

          私が所属するわかばの会が道徳教育フェスティバルを開催します。 昨年度も開催し,多くの方にご参加いただきました。 今年もすでに,全国から参加申し込みがあり,うれしい限りです。 さらにたくさんの方にご参加いただきたく思います。 申込はコチラ 【フェスティバルの概要】 (1)日時   2023年8月26日(土)9:30~16:10 (2)会場   小野市うるおい交流館エクラ<市民交流ホール>  (兵庫県小野市中島町72) (3)スケジュール   9:30~ 9:45 受付   

          道徳教育フェスティバル開催!

          道徳教育フェスティバル開催!

          私が所属している「わかばの会」が主催する研修会のお知らせです。 申込みはコチラ わかばの会は兵庫県の教員を中心に道徳について語り合う会です。 月1回集まって,実践発表,教材研究など道徳について学びを深めています。現在,私は事務局として持続的な運営を目指して活動しています。 このわかばの会の企画として今回の研修を企画しました。 わかばの会のメンバーだけでなく,全国の方に集まっていただき,道徳教育について語り合う機会にしたいと考えています。 道徳教育フェスティバルの概要 日

          道徳教育フェスティバル開催!

          ISSA(The International Social Studies Association) Annual Meetingでの発表

          12月18日(土)にISSA Annual Meetingで私の研究を発表させていただきました。 総会のシンポジウムということで日本,韓国,インドネシアの社会科の学会の代表者からICTの活用についての発表がありました。 私は,お声をかけていただき,社会系教科教育学会の代表として発表させていただきました。(以下はBriefです。) Developing a Social Studies Plan using ICT for Improving Interactivitie

          ISSA(The International Social Studies Association) Annual Meetingでの発表

          東井義雄教育塾 講演会 平田オリザ

          12月5日(日)に平田オリザ氏の講演を聞きました。これは,「白もくれんの会」が毎年主宰している東井義雄教育塾のひとつです。 いろんな機会が重なり,東井義雄先生について出会い,著作を読んだり,東井義雄記念館や生家に行き,教え子や関係者の方のお話を聞かせていただく機会がありました。そんな中で,東井義雄教育塾の存在を知り,参加しました。 さらに,今回は平田オリザ先生の講演でした。今年,直接インタビューさせていただく機会をいただきました。これがきっかけで,著作を読んだり,演劇

          東井義雄教育塾 講演会 平田オリザ

          12月11日(土)にわかばの会があります。今回は,兵庫教育大学附属小学校の研究大会における道徳部の提案と指導案の検討です。参加メンバーでディスカッションする中で内容がブラッシュアップされていきます。これがいいんですよね。

          12月11日(土)にわかばの会があります。今回は,兵庫教育大学附属小学校の研究大会における道徳部の提案と指導案の検討です。参加メンバーでディスカッションする中で内容がブラッシュアップされていきます。これがいいんですよね。

          本日,実践交流会が開催されました。各教科に分かれて,たくさんの方に参加いただきました。休日にも関わらずご参加いただきありがとうございました。次は1月29日(土)の研究大会があります。対面とオンラインのハイブリッド開催を予定しています。たくさんの皆様に参加いただきたいと思います。

          本日,実践交流会が開催されました。各教科に分かれて,たくさんの方に参加いただきました。休日にも関わらずご参加いただきありがとうございました。次は1月29日(土)の研究大会があります。対面とオンラインのハイブリッド開催を予定しています。たくさんの皆様に参加いただきたいと思います。

          明日は実践交流会です。300名近くの皆様に申込みをしていただき,授業動画を視聴いただいています。多くのみなさまに明日の交流会に参加いただき,ご意見・ご感想をいただきたく思います。よろしくお願いします。

          明日は実践交流会です。300名近くの皆様に申込みをしていただき,授業動画を視聴いただいています。多くのみなさまに明日の交流会に参加いただき,ご意見・ご感想をいただきたく思います。よろしくお願いします。