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豆腐のバスク風チーズケーキ

表面はツヤっとした茶色い焦げ目、その下に見え隠れするたまご色のチーズケーキ生地、どんな味がするのかとドキドキしながらフォークを入れれば思っているよりスッとなめらかな感触、でも味は濃厚で。

うっとりとしながらその味を堪能したものだ。

バスク風チーズケーキが流行り始めたとき、これは豆腐入りでも作れるのでは…と思い作ってみることに。

バスク風チーズケーキは、クリームチーズ・生クリーム・砂糖・卵・小麦粉で作るのだが、普通のチーズケーキと違って、土台なし・小麦粉少なめが特徴のレシピ。

生クリームと小麦粉を絹ごし豆腐に置き換えて作ってみたところ、あっさりとした一品に仕上がりに。
しかも混ぜるだけだし、ヘルシーで、豆腐っぽさもありながら、ケーキとしての存在感は強い。

最高やん……。

それ以来よく作るようになった。

色んな豆腐で試してみたけれど、とろけるくらいのソフトな充填豆腐(水に浮いていない豆腐)で作ると◎。

もちろん生クリーム入りの方が際立つようなコクがあって瞬間的なおいしさがあるのだが、ここは豆腐入りのおだやかなおいしさとヘルシー感にこだわりたいところ。

うっとりというよりは、なつかしい。
そんな味の豆腐バスク風チーズケーキがこちらです。

豆腐入りバスク風チーズケーキの材料

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豆腐入りバスク風チーズケーキの材料(直径20cm1個分)
クリームチーズ……100g
絹ごし豆腐(なめらかタイプ)……100g
砂糖……50g
卵……1個
レモン汁……大さじ1

※クリームチーズは室温に戻して柔らかくしておくこと

使った豆腐

今回は相模屋から出ているとろける生とうふで作りました。

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その他、男前豆腐の特濃ケンチャン、さとの雪のこくとろ。がおすすめです。

ここで紹介したのは全国展開されている豆腐で、型に豆乳とにがりを入れて固めた豆腐。
型崩れの心配がないから極限までなめらかさと柔らかさを追求しており、
私がお菓子づくりをするとき、生クリーム代わりに選ぶことが多いです。

豆腐入りバスク風チーズケーキの作り方

1. スティックミキサーがある場合

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全ての材料をボウルに入れ、ミキサーでなめらかになるまで撹拌する。

2. スティックミキサーがない場合

ボウルにクリームチーズを入れてゴムベラで柔らかくなるまで練る。砂糖と豆腐を加えたら泡だて器ですり混ぜ、最後に卵とレモン汁を2-3回に分けて加え泡だて器で混ぜ合わせる。

3. 型に入れる

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クッキングシートをくしゃくしゃにしてから広げ、型にはめる。そこに生地を流し入れる。

4. 焼く

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210度のオーブンで40分焼く。焼き目が足りない場合は様子を見ながら追加で5-10分焼く。

◇◇◇◇

焼き上がってすぐはふわふわで柔らかめ。
粗熱が取れたものを冷やすと生地がキュッと引き締まって別物感が。
個人的には冷やしたときの締まった味が好み。

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自宅にあるフルーツやジャムを添えていただくと、味変ができてカフェみたいな贅沢な気分。
個人的にはミルクコーヒーと一緒にいただくのがいいですね。

冷蔵庫で3日もつので、毎日色んな食べ方で楽しめます。
ブルーベリーとかレモンマーマレードなど、酸味があるものとの相性がいいです。

◇◇◇◇

こちらもよろしくお願いします!

◇ 「まいにち野菜と豆腐」(江戸野陽子のHP。料理教室で作ったレシピなどを定期公開。生おからを使った焼き菓子レシピたくさんあります)
最近は料理教室の告知が主になっています。
オンライン料理教室もできるよう、目下準備中です。

◇ 「すごい豆腐の最高においしい食べ方」笠倉出版社(江戸野陽子の豆腐レシピ本。豆腐は種類別にレシピを紹介。揚げも厚揚げもおからも豆乳も湯葉も詳細に取り上げているところが分かりやすいと評判です)



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