マイブームなんです。ミキサーで混ぜて作る豆腐プリン
先日豆腐とかぼちゃのプリンケーキを作って以来、私にプリンブームがやってきた。
理由は単純で、カラメルが上手に作れるようになったことが嬉しいから。
それまでは砂糖をうまく焦がすことができず、見るも無残なかぴかぴな砂糖しか生み出すことができなかった。そのせいでカラメルはおろか、プリンづくりから距離を置いていた。
だけど年月と経験というものはすごい。
レシピを読み解いて再現できる腕前になれていたようで、カラメルソースを作れるようになった。
そしてプリンを作れるようになった。すごい! 嬉しい!
あと豆腐とかぼちゃのプリンケーキは、けっこう反響をもらえたのもよかった。
料理教室のデザートに出したときも好評だったし、料理教室仲間の先生もあのレシピを使わせてと連絡をくれた。
これは本当に嬉しかった。
そこでどうせなら普通のプリンも作ってみたいと思い、かぼちゃなしのプレーン味のプリンも作ってみることに。
これがまた楽しいんだな。
鍋にお砂糖を入れて、ゆっくりと焦がして作るカラメルソース。
スイーツづくりでは御用達の絹ごし豆腐を容器から取り出すときのワクワク感。
それをミキサーに入れて撹拌し、できあがりを想像しながら火にかける。
これらのステップの全てが本当に楽しい。
そうして型から外したプリンから、とろりと零れるカラメルソースの出来にニヤけながら、缶詰のさくらんぼを飾り付け、クリームを少し絞る。
完成した皿には、プチプリンアラモードと名乗ってもいいようなプリンの姿。
これが本当に楽しいし、おいしいので、今年中にもう1回くらい作ろうと思っている。
豆腐プリン 材料
豆腐の選び方
豆腐を使うメリットは、国産のいい大豆でプリンを作れること。
スーパーで売っている豆乳は、飲料用なので大豆固形分が8-10%くらいが一般的。
一方の豆腐は10%以上の豆乳で作っているので、明らかに大豆成分が濃い。
濃いってことは、味も濃い。だったらこっちがいい。
そういうわけで、今回は北海道産とよまさりを使った絹ごし豆腐をチョイス。
豆腐プリンの作り方
1.カラメルソースを作る
小鍋に砂糖と水を入れて、中火にかける。このとき鍋の中は混ぜたり、振ったりせず、砂糖が水を吸って、焦げていくのを待つこと。
砂糖水が褐色に色づいたら、鍋を揺すって全体をカラメル色にする。
いい色になったらお湯を加え、型にカラメルを入れる。
カラメルは容器に移した途端に飴みたいに固まるが、蒸すと溶けるので気にしなくても大丈夫。
カラメルが少なめのレシピなので、たっぷりにしたい場合は、分量を増やすのがおすすめ。
2.プリン液を作る
ミキサーに卵と豆腐を入れて、なめらかになるまで撹拌させる。
砂糖を溶かしバターを加え、さらに撹拌する。
※豆腐だけだとコクが足りないので、ここでバターを加えるのがポイント
プリン液をココット型に流し入れる。
3.プリンを蒸す
ココットにアルミ箔で蓋をする。
深さのあるフライパンか鍋を用意し、お湯を張り、型を並べる。(蒸し目皿があれば使う。なくてもよし)
蓋をしたら弱火で20分蒸す。
固まったかどうか確認。固まってない場合は、追加で蒸す。
粗熱が取れたら冷蔵庫で冷やす。
4.盛り付け
型から直接食べてもいいけど、ここからは飾り付け。
プリンと型の間にナイフの刃を入れて、ぐるりと切れ込みを入れる。
型の上に皿を乗せ、ひっくり返し、何度が上下に揺らし、型からプリンを外す。
ちなみに上手に外れると、言いようのない達成感を味わえます。
バナナとキウイは薄切りにし、クリームとフルーツで好きなように飾り付けて…。
完成!!!!!
白と赤と緑を飾り付けて、見た目だけはレトロな喫茶店のメニューを意識したのだけど、まあまあの出来なのでは。
これにコーヒーを添えて、いざ実食。
豆腐プリンは、焼きプリンに比べたらクリーミーでカスタードクリームのよう。だけど、卵のおかげで硬さはあるという不思議な食感。
甘みは控えめにしているので、クリームやフルーツがちょうどよくマッチして、イイ感じ。
そのうち、プリンパフェにもチャレンジしてみようかな、なんて無謀なことを考え始めてます。
◇◇◇◇
おかげさまでこの冬はおから味噌づくり講座が大盛況。その際、ここで紹介したスイーツをみんなで食べることが多く、「おいしい」「どうやって作るの?」「他にも教えて」なんて言ってもらえるので、毎月noteを続けてきてよかったなと思っております。
来年も色んな豆腐・おから・豆乳スイーツにチャレンジしていこうと思っているので、よかったら見守ってください。よろしくお願いします。
こちらもよろしくお願いします!
◇ 「まいにち野菜と豆腐」(江戸野陽子のHP)
最近は料理教室の告知が主になっています。
◇ 日々の活動はFacebookページにて随時公開してます。
◇ 「すごい豆腐の最高においしい食べ方」笠倉出版社(江戸野陽子の豆腐レシピ本。豆腐は種類別にレシピを紹介。揚げも厚揚げもおからも豆乳も湯葉も詳細に取り上げております。どうぞよろしくお願いします!)
野菜と豆腐の料理家 豆腐をきっかけに知っていただけたらありがたいかぎりです。