家を建てよう!材木を仕入れよう!
いらっしゃいませ!
我が家に代々伝わってきた江戸時代の普請帳の中身を、令和の事務員がエクセルで紐解く話。第4話目(全15話)です。■初めから読む
大飢饉の最中、家を建て替えよう!ということで、江戸時代に記録された普請帳の続きです。
表紙
普請帳の表紙には、当主(施主)の名前と工事を始めた年月(天明8年9月)が記載されています。
材木の仕入れリスト<材木調覚>
表紙の次は、「材木調覚」と記載され、材木の本数・代金と調達先が記載されていました。
普請帳には、こう書かれていた!
青は高級で明らかに他とは違う雰囲気を漂わせているので、「オールスター☆」と呼びたいと思います。(下表「エクセルに入力してみた(`・ω・´)ゞ」の「1本あたりの単価」を参照ください)
「凡」と記載されている木(ピンクで色分け)は、「単価が安い」または「無料でもらう」など、色んな意味で「凡」なのねという感じです。ここでは、可愛く「凡(ぼん)」と呼びたいと思います。
仕入れた木材がずらっと並んだ後で、合計金額が記載されていました。
ここで、令和の事務員がExcelに入力します(`・ω・´)ゞ
銀1匁 2166 円
銀1分 216.6 円
銀1厘 21.66 円
で計算します。
1匁何円?については、諸説あり1500円~2000円くらいだったようなので、
こちら(外部リンクに飛びます)を参考にさせていただきました。
記載されている通りにエクセルに入力し、最後にSum関数で合計したら、合計金額が合ってました!(ご名答~♪)
当時はそろばんで計算していたのでしょうかね(*'ω'*)
ところで、赤で囲われた「支払合計」の金額を覚えておいてください。
忘れた頃に登場します・・・。
次回は、材木の仕入れ先について調べていきたいと思います。
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