おしまいに
いらっしゃいませ!
我が家に代々伝わってきた江戸時代の普請帳の中身を、令和の事務員がエクセルで紐解く話。第15話目(最終話)です。■初めから読む
天明から寛政に変わる激動の時代に、この家が建てられました。
お祝いに白米をくださった西光寺の鐘は、この頃(寛政元年・1789年)に作られたのものです。
「どうか、この大飢饉を皆が乗り越えられますように。」
と願いを込めて作られたそうです。
当時は、近くの川が干上がったとのこと(普段は泳いだら危険なレベルの川です)。川が干上がると米が作れません。本当に危機的な状況だったのだと思います。
しかし、普請帳に書かれていたことは、地域で惜しみなく助け合う江戸時代の方々の姿でした。
家が建ち、屋根が葺き上がり、持ち寄ったお米を炊き、「これも食べんさい!」と言いながら、おにぎりを食べ、お酒を吞んでいる姿がリアルに見えるような気がします。
最後までお読みくださいまして、本当にありがとうございました!
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さて、江戸の話はここまでですが、この家と同じものを現代で建て直すとどうなるか!?
それは、また別のお話し…。
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