「私には関係ないから」と思ってる人ほど、プログラミングを学んだ方がいい理由って?(前編)
前回、44歳のおっちゃんなのに、血迷ってプログラミングを始めた話をしました。
始めたきっかけは、仕事の環境で周囲に優秀なWEBエンジニアがたくさんいて、みんな面白そうに仕事をしていたから、ちょっと俺もその世界を知りたいな、と思ったから。
そして、これからの時代は、プログラミングの知識と技術があると、自分のやりたいこと、できることが指数関数的に増えていくのではないだろうか?と考えたから。
そんな話を前回しました。
今回の記事では、そんな状況の中で
「俺もプログラミングやろうかなー、どうしようかなー」
と悩んで、ずっとモジモジしていた背中を後押ししてくれた、ある仕事との出会いについてお話したいと思います。(やべえ、柄でもなく真面目!)
初の「〜テック」は東京の西で生まれた
それは、あるインタビュー取材がきっかけでした。
と本題を語るその前に、ちょっと横道にそれます。
私が在籍している、フィンテックの証券会社であるFOLIOという会社は、「FOUND」というオウンドメディアを運営しておりまして、私はそのメディアの編集をやっております。
フィンテックというのは、ご存知な方はすっ飛ばしていいのですが、ご存知ない方も多いと思うので、ここでサラリと解説しましょう。
フィンテックとは?
Finance+Technology=Fintech、つまり、金融サービスにITのテクノロジーを取り入れて、簡単に、既存のものよりも、よりわかりやすく便利なサービスを提供する流れとか動きのこと。
です(設楽解釈)。
え? なんだかよくわからんって?
まあ平たく言うと、最近ユーザーが多い、ペイペイとか、ラインペイとかあるでしょ?あれは決済サービスにおけるフィンテック。
つまり、お金回りのことで、
「やっべー!これ便利だし使いやすいしいいね!」
みたいなサービスは、だいたいこのフィンテックと呼ばれる動きであったり潮流であったりするわけです。
それは、決済サービスであったり、証券サービスであったり、銀行サービスだったり、送金サービスとか、家計簿アプリなんかもあるでしょ、あとクラウドファンディングとかもそうですね。
そして、「○○テック」というのはここ数年の間で爆発的に注目を集めていて、
・「農業(Agricluture)と技術(Technology)でアグリテック」
・「教育(Education)と技術(Technology)でエドテック」
・「健康(Health)と技術(Technology)でヘルステック」
などなど、色々あります。
あ、そういえば昔、多摩の奥に「多摩テック」ってあったよね。あれはこの「○○テック」の先駆けと言われています(嘘です)。
量子コンピューター?何それ?
やばいですね、話が完全に逸れました。
話を戻しますと、その私が編集している「FOUND」というメディアで、あるご縁がありまして、慶應義塾大学の大学院で、量子コンピュータを研究されている、鹿野豊先生という方にお話をうかがうきっかけをいただいたんです。
この先生が、メッチャメチャ頭がいい上に、面白い兄ちゃん(失礼)で、すごく難しい「量子コンピューター」の世界を、素人にもわかりやすく教えて下さったんですね。
みなさん、「量子コンピューター」って知ってます?
先日、日経新聞に「量子コンピューターが20年ほどで実用化される」云々という記事が出ていたので、名前を聞いたことがあるかもしれませんが、そもそも、
「量子コンピューターって何なんだ?」
って話です。
結局僕も、取材してみたんですが、その構造とかはよくわかりませんでした(爆)。でも一つ言えるのは、ドラゴンボールで言うところの、
・電卓=亀仙人
・普段使ってるパソコン=ベジータ
・スーパーコンピューター=悟空
・量子コンピューター=フリーザー
みたいな感じだろうと思います(余計わからない)。つまり、
なんか無茶苦茶速くて強くてすげえ!!!!
コンピューターらしいのです。
そして、その鹿野先生が、「これからの人類は、量子コンピューターとどうつきあっていくべきか?」という話をされていた時のこと。
話が佳境に入り、先生との会話も熱を帯びはじめ、フロアーが完全に温まり、いつでもヘッドライナー登場OKアゲアゲ!
スタンドアリーナカモーン!という状況になった時。
先生は、メチャメチャ痺れることを語りはじめたのです。
(長いので続きは次回!)
東京都八王子市高尾山の麓出身。東京在住の編集者&ライター。ホッピー/ホルモン/マティーニ/アナログレコード/読書/DJ