正しいけれど、つまらない
最初に断っておくと、私は正しくてちょっとつまんない人が、割と好きだ。深く掘り下げて話をすると意外と面白かったりする事が多いし、同性でも異性でも、ちょっと真面目すぎる常識人間が好みだったりする。自分自身がちょっとエキセントリックだし、人は真逆の相手に魅力を感じるものかもしれない。
でも世の中には自分一人じゃ退屈な人、刺激が欲しい人、そして誰かに計画を立てて動いて、楽しませて欲しい人というのはいる。そういう人にとって相手の「つまらなさ」というのは耐えがたい。
それは男性の側でも女性の側でも感じる事はあると思う。良いパートナーで文句なしに真面目…
なのに、でも、一緒にいるとつまらない
美味しいものを食べている時、楽しい事をしている時にお金の心配をする人。臨時収入があってもローンの返済にまわすだけで楽しい事には一切使わない人。高収入でパートナーを専業主婦でのんびりさせてくれる反面いちいちお金の使い道をチェックする人、だけど働くのにも反対の人。一日中株や不動産投資や経済ニュースばっかり追っているけど何に使うかは全く考えていない人。お金はあっても、言ってる事やってる事は正しくても、たった一度の人生をこういう人と過ごしたいとは思わないのではないだろうか。
ケチというのとも違う、お金をろくに使わなくても楽しい事を知ってるもいる。そうではなく、人を喜ばせたり、自分が楽しい事をするという概念がない人の事。
自分は「言う事もやる事も正しいはずなのに、誰も選んでくれない」と落ち込んだ時。もしくは自分が正当に評価されていないと感じた時。まずは人間は時に…というか多くの場合理不尽だし、自分が思っている以上に多くの人が「楽しさ」に重きを置いているのでは、と考えを変えてみてはどうだろう。
そして自分を楽しませてみたらどうだろう。楽しいと感じるまでお金を使ったり、時間をかけたりして、まず自分の目に見える光景が退屈じゃなくなるまで、とことん自分と向き合ってみてはどうか。
誰も選んでくれないかもしれないが、少なくとも人生が少しは明るくなるかもしれない。