見出し画像

エデン特急とは?~接客の裏付け

前回、100人の中で一番になれる自分の特性を4つ見付けました。
つまり100×100×100×100で、1億人の中でオンリーワンの店舗づくりができます。
本に書いてあった通り、5年間営業してきても似ている品揃えのお店も出てきませんでした。

しかしながら、それだけではちょっと足りないのです。
アパレルや美容室などの接客サービスに比べても、
接客頻度が高く、スタッフへのお客様の依存度が高い割りに、
“お友達のような接客”でも許される部分が飲食店にはあり、
逆にそれが顧客流出の大きな原因だとも感じていました。

エデン特急が細々と続けていられるのは、
それもこれも、“接客”のスキルを身につける機会があったからだと思っています。

とにかく、飲食店の方は接客を勉強しません。
アパレルや美容室の経営者の皆さんはお金を払って
接客スキルアップのセミナーにスタッフを参加させるのに、
飲食店の方でそれをやっている方はまず見ません。
飲食店経営者自身だけです、セミナーでお見かけするのは。

商品が個性的で、そこに接客スキルが加われば、
まず困ることはないと思うのです、辞める時も。

開業する方や管理職の方に進言したいのは、
月5,000円分、接客や仕事の仕方の本を買って読むこと。
(レシピ本じゃなく、飲食業界の本じゃなく。)
できればたくさんの講師が在籍する接客セミナーに参加すること。
金額は高くとも1~2ヶ月ほどで充分に身になります。

これまで在籍した第一興商、良品計画、喜色満面堂(エニブリュ)は
会社のお金でスタッフにこうしたセミナーを
受けさせてくださいました。もうホントに感謝しかありません。

特に喜色満面堂は零細の個人経営ですので、
経営者になって考えるととんでもなく素晴らしい
取り組みだったなと思います。

話が逸れましたが、商品やお客様に打ち出す部分で、
100人の中で一番になれるものを見つけることと、
あとは自身の接客のスキルを磨くこと。
これが自信になって、いい接客をする、しないじゃなく、
“体力のある経営”(=すぐに負けない)に
つながっていくんじゃなかろうかと思っています。

安売りすることもなく、接客が商品への自信の裏付けとなって取り組めると思うのです。

(この項、つづく)

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?