ネット寡占企業と音楽とSNS広告

先日の記事に関連して。
多分誰もがSNS広告をはじめて、広告の表示回数に対する視聴回数が減ると考えています。 テレビ番組「ワンルームミュージック」がNHKの力で強力な「スター」が出るもんだから、さらにたくさんの人が始めて供給過多は拡大するはずです。

なので承認欲求の充足をお金で買うわけですが、ただでさえ現在「ボカロPバブル」状況なのでそうでもしないとリスナーに作品が届くわけもなく、仕方がないと言えます。しかし、これまた広告がインフレを起こすことで、広告の表示回数に対する視聴回数が減るだろう、ということです。

「広告を買う」ということに抵抗を感じる人もいると思います。
しかし、考えてみてください。
ネットと言っても、実際、我々はネット寡占企業のプラットフォームで活動しているのです。
ネット寡占企業が儲かることに貢献しなければ活動が捗らない、というのは当然の成り行きなのです。

多分近いうちにビートルズから始まった「僕もポップスターになれるかも」というポピュラーミュージックの商材がなくなると思っています。

つまり、
「多くの人に魅力のある音楽は生まれついた環境に恵まれ、かつ才能のある特別な人間でないとできない」
「“DTM=DAWを使えば楽器を使えなくても音楽ができる”と言うのはある意味で嘘」
という真実の理解が普及し、ボカロPが減少するだろうと思います。
そうしたらこの状況も改善されるのでは、と考えております。


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