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#005 私の相棒Souverän® Stresemann® M405 K405

シュトレーゼマンとの出会い

僕とシュトレーゼマンとの出会いは
2020年に遡る。
万年筆(M405)よりさきにボールペン(K405)を手にしている。

当時手帳(#003にて登場しているロロマクラシック)沼にハマり出し、
その流れで自然と筆記具沼にもハマってしまった。
※最下部に#003のリンクを貼っておくのでぜひ覗いてみてください。
当時(学生時代)は万年筆とボールペン見境なく、様々な筆記具にハマっていた。
ボールペンであればペンてるのエナージョンフィログラフィーやジェットストリームなど。
万年筆であればパイロットのコクーンやラミーのサファリなど。
多様な筆記具を買い漁っていた記憶がある。
どれも書きやすく、それでいて安価であり見つけては買い、見つけては買いを繰り返していた。今でもそうだが文房具屋さんは宝の宝庫だった。
Amazonでも相当数ポチっていた…。

2020年のクリスマス
現在の恋人からプレゼントでいただいたのが、このシュトレーゼマンK405だった。
クリスマスはお互いほしいものを送り合うシステム。
筆記具にハマっていた僕は迷わず筆記具にした。
デートついでに様々な文房具屋さんや百貨店に2人で足を運び、最終的に三越の高級筆記具店でこれに決めた。モンブランやアウロラ、パーカーなど様々見て回ったが、ピンとくるものはなかった。
そんな中で、ペリカンのコーナーにてこのシュトレーゼマンと出会った。まさに一目惚れだった。隣には緑縞や青縞など有名どころが並んでいたが、真っ先に目に止まったのが黒縞だった。
品のある佇まい、主張は激しくなく、それでいて存在感があり頼れる存在。
このペンと出会って決めるまで時間を要することはなかった。

Souverän® Stresemann®
ヴァイマル共和国の外相だったグスタフ・シュトレーゼマン(1879-1929)は1926年、フランス外相アリスティード・ブリアンと共にノーベル平和賞を受賞しました。第一次世界大戦の後、フランスとの関係正常化に努めたことで国民に認められました。シュトレーゼマンは印象的な政治経歴のほかに、公式な場で着用できるほどフォーマルでありながら、オフィスにおいても十分に快適に過ごせる新しいスーツを生んだことでも有名になりました。彼は細いストライプのスーツを好みました。そして時は経ち、その伝説は広まり、人々はペリカンのストライプ万年筆をシュトレーゼマンと呼ぶようになりました。

このストライプ柄のスーツとペリカンのストライプ万年筆には共通点があります。この伝説を称え、ペリカンはこのたび定番品に加わる最新作 805 ブラックストライプに“シュトレーゼマン”という愛称を与えました。

シンプルなブラックストライプの胴軸は、セルロースアセテート製で、伝統ある作業工程を経て作られています。ブラックのパーツには高級樹脂を使用しました。クリップとリングにはパラジウムプレートが使われています。ペン先にはロジウムコーティングを施しシルバーの輝きをプラスしました。ペリカンの筆記具は全て手作業で組み立てられ、最高の品質基準を満たすために厳しいチェックが行われています。このエレガントなシリーズは405と805サイズがあり、万年筆、ボールペン、そしてローラーボールよりお選びいただけます。

ペリカン公式HPより

K405 Souverän® Stresemann®


シュトレーゼマンK405を恋人から貰った日、夜ホテルのクリスマスディナーに行った。そこでの支払いの際のサインで自分の胸ポケットから取り出し、サインをした。
そこからこのボールペンとの旅が始まった。
何かをサインする時、日記を書くとき、手紙を書くとき、何かの手続きをするとき、
教育実習時及びそのお礼状(実は教員免許持っている。今ではただの紙切れだが。)を書くとき、学生生活でもかなり活躍してくれた。
社会人になり、HR系のコンサルをしていた際にも手帳の筆記や契約書の署名、そのた各種書類、商談の際の相棒として。
現職でもメモや手紙、手帳などを書く際に活躍してくれている。

中身のリフィルも純正でブルー337を変わらず使っている。
様々な互換リフィルがあるが、やはり純正が最も自分の書きたいように書かせてくれる。
いただいて以来、文字通り肌身離さず僕の相棒として支えてくれている大切な存在だ。

M405 Souverän® Stresemann®

M405との出会いは、クリスマスから約3ヶ月後だった。
シュトレーゼマンという存在を知り、K405をいただき、コクーンやサファリでは満足できず、自然な摂理でM405を手にしたいという欲が抑えられなかった。
ただがその当時は学生でアルバイト(緑のエプロンのカフェ店員※これもまたいつかnoteに。)をしていたが、思い立って買えるような値段ではない。
1ヶ月、2ヶ月悶々と過ごした結果、気づいたら手中に収まっていた笑

K405を購入した店舗で試し書きをさせていただき、様々な型も試させていただいたが、M405 Fが1番しっくりきた。
且つ初の金のペン先。初めて買いた時には本当に感動した。
本体の重さでどこまでも滑らかに書き続けられそうで細すぎず太すぎず、日常遣いにも大事な署名にもどちらにも対応可能なバランスの取れた文字の太さ。
英語も日本語もストレスなくスラスラと書くことができた。

現職ではデジタル化が進み万年筆でサインする場面がなくなってしまったが、
日記や手帳、手紙などに大活躍してくれている。
こちらもまた文字通り肌身離さず、相棒として支えてくれる大切な存在だ。

筆記具以上の存在

正直な話をすると、技術的なことや他社比較は(試し書き程度しか)わからない。
それでも、この先もおそらくこの相棒を使い続けるだろう。
自分にとって懸け替えることができない相棒となっている。
恋人から頂いた大切なものでもあり、自分で購入した大切なものでもある。
自分の思いをそのまま言語化してくれ、ストレスなくアウトプットしてくれる。

将来、今の恋人との間に子供ができ、大人になった時、この2本を渡したい。
それが僕の密かな夢である。



本日まで2023GW。
午後から写真を撮り、noteを書き始めた。
明日の現実から遠ざかりたいのでお昼寝することとする。

では。

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