ひねくれ者の独り言

あなたの周りに、ひねくれた人はいないだろうか?

褒めても「そんなことない」というくせに、
言動の端々に自己承認欲求が見え隠れしている。
基本的に、こちらの話は聞かず、
自分の話ばかりをする。
聴いていると、だんだん、
こちらのエネルギーが吸い取られる感覚がしてくる。
悪い人じゃない。
でも、なんとなく苦手。
一言でいうと、とても付き合いにくい人・・・だ。

卑屈で、ひねくれて、
言葉と行動が不一致。
本心と言動がねじれまくっている人というのは、
たぶん、自分の本心を、自分で認めていない。
いや、認めないどころか、
認識できていないのである。

たとえば、本心では、
「太っていても、自分を認めてほしい、愛してほしい」と
願っている人がいる、とする。
でも、そんな本心を本人は自覚できていない。
むしろ、真逆で、
「太っているから自分は愛されない」と思い込んでしまっている。

「太っている=愛されない」
が固定観念としてこびりついてしまうと、
本当に好意を寄せた人が現れたとしても
「(私のことを好きだなんて)そんなはずがない!!」
「(私に声をかけるなんて)からかっているにちがいない。馬鹿にして悔しい!」
「私が好き!?なに、この人?キモっ!!!」
と、怒りすら感じてしまう。

本心を自覚せず、固定観念で生きているから、
ひねくれてしまう。

そういう人は、自縄自縛状態だ。
自分で、自分の思い込みに縛られてしまう。
では、どうすれば、呪い(=思い込みの縄)は解けるのか??

自分の中の、
ナイーブかつデリケートで、
口にするだけでもはばかれるような、
恥ずかしい本心に気が付くことだ。
そして、人に正直に打ち明けることができれば、なおいい。

勇気がいるだろう。
今までの自分がひっくりかえってしまう恐怖を感じるだろう。

そんな恐れをきちんと理解して、
受け止めて、話を聴いてくれる人がいれば。
何を言っても大丈夫なんだ!
という安心感を与えてくれるような人が隣にいれば。

きっと、ひねくれた人も素直になれる。
そんな気がしている。

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