Digging Deep|共和国のウェブマガジン

世界をロマン化するために。声は低く、視線はさらに低く、ひととなにかがまじわる場所へ。 …

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世界をロマン化するために。声は低く、視線はさらに低く、ひととなにかがまじわる場所へ。 不定期更新。 https://www.ed-republica.com https://republica-annex.com

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記事一覧

川島昭夫『植物園の世紀』より「はじめに」

はじめに——著者に代わって 志村真幸  植物園と聞いて思い浮かぶイメージは、どのようなものですか。花々や木々に包まれた癒やしの空間、恋人や家族と散策で訪れる場所…

iMac 27" 死亡事件

よく考えたらせっかく作った note に何も投稿していないので(いくつか連載を考えてたんですが、諸般の都合でペンディングになっておる)、以下にぼやきを記す。 --- 先週…

共和国は共和制の夢をみるか

[解題] 堀内哲編『生前退位ー天皇制廃止ー共和制日本へ』(2017年7月)に収録。第三書館の北川明さんから突如として連絡があり、「共和国を名のってるんなら言いたいこと…

ジャン・ユスターシュとは誰か? 人生は映画のように [後篇]

須藤健太郎×廣瀬純 『ママと娼婦』(1973)や『ぼくの小さな恋人たち』(74)などでポスト・ヌーヴェル・ヴァーグの旗手として活躍しながら、1981年11月5日、パリの自室…

ジャン・ユスターシュとは誰か? 人生は映画のように [前篇]

須藤健太郎 × 廣瀬純 『ママと娼婦』(1973)や『ぼくの小さな恋人たち』(74)などでポスト・ヌーヴェル・ヴァーグの旗手として活躍しながら、1981年11月5日、パリの自…

川島昭夫『植物園の世紀』より「はじめに」

はじめに——著者に代わって

志村真幸

 植物園と聞いて思い浮かぶイメージは、どのようなものですか。花々や木々に包まれた癒やしの空間、恋人や家族と散策で訪れる場所、珍しい熱帯の植物が生い茂る大温室といったあたりでしょうか。経済活動との結びつきだとか、実用性を答える方は少ないと思います。ところが、一八世紀以降、イギリスが世界各地に進出し、植民地を獲得・経営していくなかで、植物園は欠かせない役割をは

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iMac 27" 死亡事件

よく考えたらせっかく作った note に何も投稿していないので(いくつか連載を考えてたんですが、諸般の都合でペンディングになっておる)、以下にぼやきを記す。

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先週木曜だったか、起きて仕事しようとメインで使っている iMac 27”(でかいやつ)を起動しようとしても起動しない。「?」が点滅するだけだ。えー。いやな予感。

しかたないのでアップルのサポートに電話して、あれこれ試してみたものの

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共和国は共和制の夢をみるか

[解題]
堀内哲編『生前退位ー天皇制廃止ー共和制日本へ』(2017年7月)に収録。第三書館の北川明さんから突如として連絡があり、「共和国を名のってるんなら言いたいことがあるでしょうから」ということで、うっかり引き受けてしまう。ほかの執筆者は、堀内さんのほかに、杉村昌昭さん、絓秀美さん、斎藤貴男さん。もともとは編者の堀内さんによるインタビューだったのですが、イチから書き換えているうちに、調子に乗って

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ジャン・ユスターシュとは誰か? 人生は映画のように [後篇]

ジャン・ユスターシュとは誰か? 人生は映画のように [後篇]

須藤健太郎×廣瀬純

『ママと娼婦』(1973)や『ぼくの小さな恋人たち』(74)などでポスト・ヌーヴェル・ヴァーグの旗手として活躍しながら、1981年11月5日、パリの自室で拳銃自殺を遂げた映画監督、ジャン・ユスターシュ。本年(2019年)4月に小社から刊行された須藤健太郎『評伝ジャン・ユスターシュ』は、その作品と生涯とに本格的に向き合った、世界で初めての1冊となった。
本書の刊行にあわせて4月

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ジャン・ユスターシュとは誰か? 人生は映画のように [前篇]

ジャン・ユスターシュとは誰か? 人生は映画のように [前篇]

須藤健太郎 × 廣瀬純

『ママと娼婦』(1973)や『ぼくの小さな恋人たち』(74)などでポスト・ヌーヴェル・ヴァーグの旗手として活躍しながら、1981年11月5日、パリの自室で拳銃自殺を遂げた映画監督、ジャン・ユスターシュ。本年(2019年)4月に小社から刊行された須藤健太郎『評伝ジャン・ユスターシュ』は、その作品と生涯とに本格的に向き合った、世界で初めての1冊となった。
本書の刊行にあわせて

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