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「納期を曖昧にしていて作業が後ろ倒しになる事が多い」 税務担当者50代男性との内省面談

「実録!リフレクション⾯談」
複数の会計事務所の所員の⽅が業務上で抱えている「どうやって上⼿くやったらいいかわからない」お困りごと、 悩み事に対して、出⼝を⼀緒に⾒つけている個別⾯談をしています。
面談の内容をほぼそのまま掲載しますので貴所の参考になれば。

【面談のテーマ:どんなお困りごとだったのか】
タスクの納期を曖昧にする事が多く、予定より作業が後ろにずれる事が多い。繰り返すだけで、策がない。

【面談後の、本人の振り返りのメッセージから】
昨日は面談いただき、ありがとうございました。
納期が曖昧なものが後ろ倒しになってしまう、との件に関し、
「後倒しの原因を、納期が曖昧だから、は間違っている」との指摘をいただき、そしてそこには潜在的な苦手意識があることに気づきました。
着手までの空白期間を生じてしまっていることが問題で、まずは着手して、作業を分解してみることで、一部はすぐ出来るものに変わるし、残ったものも、解決手段がどこにあるのか、過去事例を探しておくことで着手した際に集中して進めることが出来る、と思いました。
空白時間を作らないように、着手をどうするか?を作る事を必ず行います。

【面談の要点、考え方のポイント】
「言葉の定義が、問題の論点を見失わせている」という誰にでもよくある例ですが、一人で抱えていると、やはり自分都合にむかっていきやすいという事を学んでもらいました。


その「言葉」通りのイメージで脳は受け取って解釈を始めてしまいます。
確かに、きちんと納期を確認していない事も事実ですが、確認したらその作業は後ろ倒しにならなかったのか?を問いを立てました。
作業予定が後ろにずれるのは、最初から苦手意識がある内容だから「着手そのものが遅かった」だけ。
この事実に「問い」を立てれば、行動策はいくつかすぐに出てきます。
きちんと内省して、原因の「前提」を変えていく事を学んでもらいました。

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