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五感って、2種類に分けれるのでは? と気づいた体験

実体験で。

ある大手量販店で買い物をしていた時の話です。
そこの量販店は、テーマソングとまではいかないのですが同じような曲調の音楽がいつも流れています(同じ曲ではなく、同じような曲を入れ替えているのがブランディングとして ’流石だなぁ’ と感じているのですが)。

買い物を済ませ、一つ下の階にある書店に向かおうとエスカレーターに乗っていた時でした。
そのお店で聞こえていた音楽のフレーズを口ずさんでいた自分に気付き。

「ああ、音楽って無意識に聞いてるもんだなぁ」と。

エスカレーターを降りて、目的の書店は真っ直ぐ10mほど先にあるのですが、その途中にクレジットカード申込カウンターで、揉めに揉めている男性がいらっしゃいまして。
「何をそんなにもめているんだ」と(あまりよろしくない事ですが)通りすがりに内容を聞いてみようと、そっち寄りにカーブしながら書店に向かいました。
すると男性から大変な匂いがしまして、さっと離れてカーブは直線に補正。何も聞く事なく書店に入りました。

「聞こうとして近づいたのに、嗅ごうとしていない匂いを認識したな」と。

そして、書店にて お目当のコーナーを探しに止まる事なく店内を突っ切って。
探していた本を発見し、手にとりました。
そこでまた思ったんです。

「この本を手にするまでに、目に入った沢山の本があったけど表紙を一つも覚えていない」
「この本を手にするまで、この本の装丁の感触を知ることはなかった」
「この本を口に入れてないから、もちろん本の味はわからない」


意識してる/していない関係なく、自分に入ってくる「聴覚」「嗅覚」。
意識しないと入ってこない「視覚」「触覚」「味覚」。

五感は2種類に分類できると考えた体験でした。
その上で「聴覚」に関わるサウンドデザインへ更に可能性を感じています。

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