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袋が食い込む幸せ

この記事は539文字です。


ある女性アナウンサーが、TV局の面接で

「あなたが幸せを感じるときはどんなときですか?」

と聞かれ、こう答えたそうです。


私は料理が好きで、買い物をしたときに、
買い物袋がその重みで手に食い込むと幸せを感じます。


遠い昔に聞いた話なのでうろ覚えですが、素敵な回答だなと思いました。


重い物代表の牛乳やらキャベツ一玉、

はみ出たネギとか、割れないか気を遣う卵、

買う予定はなかったけど、底値でうっかり買ってしまった鶏肉など、

その重みを感じて、何を作ろうか考えながら帰宅するのは

料理好きには幸せな時間なのだと思います。


大雨や猛暑日だったりすると全然そんなこと思えませんが、

初めて作るレシピのことを考えながらとか、

欲しい物ばかり安く手に入ったときの勝利感とか、

そんなちょっとした幸せも袋の重みにプラスされているのでしょう。


ありふれた日常の光景から幸せを見出して

こんな短い文章で表現できるなんて

アナウンサーの描写や表現力はさすがだと思いました。

あと、こういうシンプルな質問で、

相手の価値観や表現力を見抜く面接官も。


私も本日食材の買い出しをしました。

スーパーは徒歩圏内ですが、

袋の重みを感じたくなくて車を使いました。

牛乳は重かったです(笑)



お読みくださりありがとうございました。


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