松山マンドリンクラブ-”お客さまに喜んでいただく”がコンセプトの演奏会-
こんにちは!note更新担当のたぬ子です。
(公財)愛媛県文化振興財団では、県民の皆さんが、日ごろの成果を発表するためのイベント経費(一部)を助成する『文化活動活性化支援事業』を実施しています。
令和3年度は新型コロナウイルス感染拡大により、中止とする団体がある中、イベントを開催できた団体に取材を行い紹介していきます。
今回は、『松山マンドリンクラブ 第43回定期演奏会』を開催された、松山マンドリンクラブ 団員の近藤友保さんに、お話を伺いました。
出会いと交流の場所
ー松山マンドリンクラブは、どんな団体ですか。
ヴァイオリンとビオラやチェロ、コントラバスみたいに、マンドリンにもマンドラやマンドロンチェロといった、音の高さが違う仲間がいます。
それらの楽器に、クラシックギターや管楽器を加えてオーケストラのような演奏をする団体です。
もちろん、三重奏や四重奏などアンサンブルもしますよ。
ーどのような方が所属されていますか。
大学などでマンドリンをされていた方がほとんどで、年齢的には40代から70代ぐらいの方が多いですね。
いろんな職業の方がいらっしゃって、なかなか知り合う機会のない方とも出会えるのが、うちのクラブのいいところです。
ー団員は、何名ぐらいいらっしゃるんですか。
20人ぐらいですね。ただ、ここ10年ぐらい四国4県のマンドリンクラブと交流があるので、お互いの演奏会に出たり、出てもらったりしています。
今回の公演も、高松・高知・徳島のマンドリンクラブから来てもらいました。
管楽器やパーカッションの方は、公演の時だけ他団体から応援に来ていただいてます。
ですので、写真だけみると大きな団体に見えますよね(笑)
ー県を越えての交流があるのはいいですね。
そうですね。それぞれの県で曲の好みがあって、松山では演奏してない曲を演奏できたりするので、私も他県の公演に楽しく参加させてもらってます。
お客さまファーストの選曲
ーどういった曲を演奏しますか。
比較的年配のお客さまが多いので、そういった方に喜んでいただけるような昔からある映画音楽や、歌謡曲が多いですね。
「私たちの演奏をバックに歌ってください!」ってことも何度かやりました。
ーでは最近の曲よりも、往年のヒット曲という感じでしょうか。
往年の曲もやりますけど、最近だとNHKドラマの主題歌やテーマソングをよくやりますね。
椎名林檎さんや、ゆずさんとか若者向けの曲なんですけど、年配の方がよく見ているテレビの曲だと、みなさんご存知なので好評ですね。
ーマンドリンの演奏のみだと思っていましたが、声楽家の方と一緒に演奏されているんですね。
愛媛は、そこまでマンドリンを詳しく知っている人が少ないので、そういう人にも楽しんでもらえるように、比較的分かりやすい曲を選んだり、ソプラノ歌手に入ってもらったり、いろいろ工夫をしています。
東京や関西のような、マンドリンを演奏している人たちがお客さんとして集まる地域だと、マンドリンのために作られた曲だけを演奏する団体もあるんですけどね。
ホテルや施設で出張演奏
ー普段は、どのような活動をされていますか。
今は、コロナの関係でなかなかできないんですけれども、障がい者施設や高齢者施設、ホテルに出向いて出張演奏をしています。
ー出張演奏の時は、少人数の編成なんですか。
15人ぐらいかな。
基本的には、管楽器とか入れずマンドリンだけで演奏します。
社会人になっても続けられる趣味
ーどういうきっかけで、松山マンドリンクラブに入られたんですか。
まず、大学のクラブでマンドリンに出会いました。
それまで、マンドリンがどんな楽器が全然知らなかったんですけど、大学で何か変わったことしたいなって思ってクラブに入ったんです。
その後、社会人になってもマンドリンを続けたくて、松山マンドリンクラブに入りました。
ーどこにマンドリンの魅力を感じますか。
比較的繊細な音が出る楽器なので、自分で弾いてても聴き心地がいいところですね。なんとなく懐かしい感じのする音色もいいんですよ。
お客さまに喜ばれる演奏会
ー今後は、どんな活動をされたいですか。
私たちの演奏会は、お客さまに喜んでいただけていると自負がありますので、引き続き良い演奏会ができるように、みんなで頑張っていきたいと思っています。
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