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日野自動車の応援が“ヤバい”ロングセラーCMソングの底知れぬポテンシャル。ちゃんとしたチャントの話

脳内でループする中毒性の高いチャント(応援歌)は「単旋聖歌(plain chant)」がポイント!という話を2019年に書かせていただき話題になりました。複雑化するJリーグサポーターのチャントの傾向に、ブルーノメンデスのチャントは一石を投じる大事件でした。

さて、また気になる話題が浮上してきました。

誰もが知っているトントントントン日野の2トン!

ラグビーワールドカップで注目の集まるトップリーグ・日野自動車のチャントが、あのCMソングだというのです。これは、ブルーノメンデスのチャントどころではない「単旋聖歌(plain chant)」。日野自動車から目が離せません。

「テンポ出る応援ってめっちゃいいんですよ。やってる選手もそれは気に入ってます」という選手の声が紹介されています。下の動画はCMですが、スタジアムでのチャントも近い雰囲気でした。

脳内ループしますね、このテンポ。

にわかでも一見さんでも、誰もが歌えるチャント作りのヒントはロングセラーCMソングにありました。

こちらは日産自動車のCMソングです。

CMソング(オリジナル)の多くは視聴者の記憶に残すことを狙って作られています。だから単純なメロディーでインパクトがあり覚えやすいのです。

元々、記憶に残す、話題にすることを狙って作曲された15秒や30秒のメロディです。スタジアムで歌いやすいのは当たり前ですね。そして、単純なメロディが、作曲家には全く想像のつかない熱狂を生み出しているケースもあります。

走れ走れいすゞのトラック!これぞロングセラーCMソングの底力です。

誰もが知っているメロディなので、合いの手のコールを入れやすそうですね。大変な盛り上がりです。ところでJリーグでもCMソングを元ネタとしたチャントが長く歌われています。ご存知でしょうか。

清水エスパルスの「グリコ」はCMソングを元ネタとしたチャントの代表例です。

このチャントは、もう25年以上も歌い続けられています。名曲ですね。「清水エスパルスの応援ならコレ!」と清水サポーター以外でも歌えそうです。

応援を盛り上げたい、多くの人に歌ってほしい!とお考えならば、オリジナル曲や海外の曲を元ネタにするよりも「記憶に残すことを狙って作られたメロディ」CMソングを活用する方が近道かも知れませんね。


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