ちょっと よりみち日記 2023.1205
今日は神戸へ。
どんよりとした雲の中歩くうち、それだけで気持ちもどんよりしてきたけれど、帰り道にはちいさなエネルギーがポツポツと心の中で弾けるような気分だった。
今日は、とある会社の人に話を聞きに行ったのだけれど、自分の“好き”を貫き「きっとこれを好きな人がどこかにいるはず!!」と企画を考えている姿が、とてつもなく眩しかった。
その気持ちが心にあり続けることで、企画に対する想いが溢れ、周りの人も巻き込んでいく。ニッチな企画でもファンを確実に捕まえて増やしている。
これは、本の企画においても同じことのはず。なのに、なぜ出版業界では、それがなかなかうまくいかないのだろう? 雨上がりのまちにイルミネーションや街灯が光る神戸を歩きながら考えた。
以前アフリカンプリントにまつわる本を作った時、「この本のここがおもしろいんです!」というのを、興味を持ってくれるかも?と思う人に、話すうちに、その思いがどんどん繋がって、どこか自分でも知らない場所でパッと花が咲くというようなことがあった。
その情熱やワクワク感、「誰かに伝えたい」と思えるテーマが、やっぱりとても大事で、そこに本の可能性のようなものがあると感じる。
その蕾が花を咲かせるために、どんなことができるか?
あ〜、やっぱり本が作りたい!
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