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考え方のためのnote

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#デジタルマーケティング

メディアビジネスの変革は「ケイパビリティ」と「コヒーレンス」が鍵に。クラシコムが築きたい“広告主”とのパートナーシップ

“1ページビューの価値”を再考する。 メディアビジネスに携わる方は、この言葉に歯がゆい思いをしてきたことでしょう。 いま、この問いを進めるために、2つの鍵が手渡されようとしています。「ケイパビリティ」と「コヒーレンス」です。 ・ケイパビリティ =事業やブランドにおけるそのブランドならではの能力や才能、強み ・コヒーレンス  =事業が有するケイパビリティと提供する商品やサービスに乖離がなく、一貫性がある状態 これらの観点から紐解くと、コンテンツパブリッシャーの“真の強み”

「マーケティング部門」ちょこっと組織論、マニアックかマニュアルか

企業のデジタルマーケティング部署については、各社各様の考え方があります。DXやECに特化した部署もあるでしょう。「広告」「広報」の部署に中に、デジタルか否か問わずひとつに集約していることもあるでしょう。 また、デジタルマーケティング担当者として、デジタルに寄っているのか、マーケティングの手法のひとつとして捉えているのか、これもわかれるところかと思います。 組織全体、というよりは「組織内の担当者」のあるべきカタチについて考えてみたいと思います。 「デジタルの専門家」=属人的

「ツール導入」したらすべてうまくいく...はずがない!

「ツール導入」したらすべてうまくいく...はずがない!ECの現場にいると、広告代理店やベンダーさんからの提案をたくさんいただきます。 レコメンドツール、解析ツール、レポートツール、MA、CDPなどなどの「改善ツール」。導入したらこれが見える、それが楽になる、あそこも導入している...一見”夢が広がる”気持ちになりますが、少し立ち止まって、考えてみましょう。 私の失敗例。10年くらい前、「レコメンドツール」を導入したことがありました。EC掲載の商品点数がそれほど多いわけではな

【承認率95%以上】社長決裁の正しい通し方 〜闘争編〜

社長決裁の正しい通し方の「闘争編」です(笑)。今回は社長決裁会に出現する「敵」をいかに「いな‐す」かに的を絞って書いています。なのでボリュームは少なめですが、毒にまみれた内容となっています。。 はじめにこんにちは、Repro株式会社CMOの中澤です。マーケティング責任者・DX推進責任者として、いろいろな事業会社の中で得た社長決裁を通すノウハウをまとめています。 あとWeb担当者フォーラムで「デジマはつらいよ」の原作書いてます。 初めて読む方は、ぜひ前編・後編をお読み頂い

2021年に一番必要なマーケティングスキルとは?

こんにちはBLAMのCOOをしている浅川です。 弊社は、マーケティング・クリエイティブ人材のための複業マッチングサービス「カイコク」を運営しつつ、直接企業のデジタルマーケティング支援も行っております。 副業系カオスマップでは、左上の赤いハーフコミット型のマーケティング領域に記載いただいており、日本に2万人しかいないデジタルマーケターの1/4の5000人以上に登録いただいています。 引用:https://jp.techcrunch.com/2020/12/25/side-

「LTV(顧客生涯価値)」の概念がなくなる日

どうも、エルモです。 本日は、「実はそう遠くない未来に、LTVという概念がなくなるんじゃないか?」という話をします。 LTVとはLife Time Valueの略語で、顧客が生涯でブランドに支払う金額の総額を意味します。 たとえば、1本3,000円の基礎化粧品を12カ月連続で購入していただき、その後お客様がほかのブランドに移れば、LTVは36,000円(3,000円×12ヶ月)。 商売の世界は非常にシンプルでして、LTVが顧客獲得単価(CAC)を上回れば、儲かるビジネ