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超簡単!伝わる文章の作り方!

突然ですが皆さん、こんな経験ありませんか?

  • 上司から「何が言いたいのかわからないんだけど!」と言われる。

  • プレゼン中「この話どう着地すればいいんだっけ?」と焦る。

おそらくそんな時、「話し方」が悪い・・・と考えると思いますが、実は「話の構成」を変えて、ピラミッドストラクチャーを作れるようになるだけで、見違えるように変わります!

今日は、伝える内容を構成する「考えるプロセス」を紹介していきます!
ビジネス文章の基本(8割)は「考えるプロセス」にあります!

1.読み手を理解する

読み手の疑問に対する答え
=伝えるべきメッセージ

文章を書き始める前に、相手が何を期待しているのか、相手を理解することから始めましょう!

そのためのフレームワークとしてOPQ分析を活用してみましょう!

■OPQ分析
O:Objective(読み手にとっての望ましい状況、目指したいゴール)
P:Problem(読み手にとっての問題、Oとのギャップ)
Q:Question(読み手にとっての読み手の疑問)

A:Answer(答え、文書のメッセージ)

■Point
良い文章を書くためには、まずは読み手を理解することが先決です!

2.考えを形にする

ビジネス文書の必要条件
=言いたいこと、全体の構成が一目でわかること

OPQ分析で伝えるべきメッセージ(A)が分かりましたね!
ただそれをストレートに伝えても
「どうして?」「なんでそう言い切れるの?」
という疑問が出てくるはずです!

そのため、ピラミッド構造を活用して根拠を補足していきましょう!

■Point
文章構造=メッセージ構造
・1つの文章につき、1つの主メッセージ!
・章や段落も同様!2つのメッセージが存在する場合は2つに分ける!

(参考)ピラミッド作成により考えを組み立てるプロセスには2種類あります!

3.文章化するときの4つの鉄則

①名詞表現、体言止めNG
見出しになり、中身がないメッセージになってしまうからです。

②曖昧言葉NG
考えをクリアにしていくときの妨げになるからです。
(例)見直し、再構築、提案する、問題、適切な…等

③メッセージは1つの文章で表現する
2つ以上ある場合はメッセージが絞り込まれていないので、考えるプロセスをやり直しましょう。

④「しりてが」接続詞NG
メッセージを表現する際は、「1つの主部と1つの述部」で構成すべき。
(例)…し、…/…であり、…/…して、…/…だが、… 等

4.So What?(それで何が言いたいの?)

コンサルでは常にこの考えを持ってメッセージを作成しています。
「それで何が言いたいの?」を意識することでメッセージを具体化していきましょう。

5.ピラミッドを作る

説得力があり分かりやすい文章にするために「シンプルなロジック」を活用していきましょう!

■帰納法
複数の特定事項(前提)から要約(結論)を導くロジック展開なので、結論は常に推論となります。前提から導かれた「論理的に」正しい推論です。

■Point
前提(下部メッセージ)は「同じ種類の考え」になります。
同じ考え=主部が同じ、述部が同じ、意味するものが同じ の3パターン

ピラミッド作成の3つのコツ

①1つの考えを短く明快に
・主メッセージと、それを直接指示するメッセージを早めに決める
・ピラミッド内で文章は書かない(ピラミッドは「考えを組み立てる」ためのツールであり、文章を書くプロセスはこの後!)

②縦と横の二次元を意識する

■Point
構成した考えは一度紙に書き出してみましょう!
書いて初めて考えのあいまいさに気づきます!
考えを明確に構成できれば文章作成プロセスは「8割」が終了です★

6.文章化

ここまでの「考えるプロセス」で作成したピラミッドを紙の上に置き換えるだけ!

目次が必要であれば参考までに!

■Point
・1段落1メッセージ
・段落のメッセージ文を、段落の冒頭に置く
・大き目の行間で段落の違いを目立たせる
※うまく書けない場合はピラミッド作り直し!

あとは細かいルールところは実践で慣れていきましょう!


以下はAppendixなのでご参考までに!

7.ピラミッドの決定要素(3点)

①読み手の疑問

②表現スタイル

③Why/How構造

(1)状況のWhy(判断根拠を示す場合)

(2)状況のWhy(主メッセージが行動表現となる場合)

(3)方針のWhy(選択肢評価型)

(4)方針のWhy(内容説明型)

(5)行動のHow


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