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『惠美須の固執』(2021)

Seven Hundred Fifty Threeで
HAKAMAを着るっちゅーことで
肌着とステテコみたいなヤツが
必要と言われ撮影に備えてゲットした。
しかし本番に着ていくのを
すっかり忘れてしまい
肌着とステテコみたいなヤツが
未使用になっていた。
かわいそうなのでちょいと着てみた。
ついでに麦わら帽子を
かぶってみぃっちゅーことで
むぎむぎしてみたところ
尋常ではない農夫感が
醸し出されたのだった。
ワイノワイッフはすかさず写メを撮り
激ヤバなその画像をすかさず
なぜかミスターセンクスに送りつけた。
その返信がそう本日の画像の
ミスターセンクスプロデュース
『惠美須の固執』(2021)である。
どうだろうこの超現実感。
ダリもビックリである。
1931年作の『記憶の固執』の
記憶はアップデートされ
固執はさらに強まった。
『惠美須の固執』の惠美須は
画から推測するに巨人である。
カマンベールチーズのように
溶けた時計は時間概念が溶けることを
暗示しているが
「惠美須」の出現によって
時間概念は一旦硬直することになる。
時間が止まるのだ。
いや時間概念が無くなるのだっ!
世界はミートスティックのように硬くなり
先端からはカマンベールチーズのような
ドロッとした汁がとめどなくあふれる。
ヱントロピーの概念も
巨人ミートスティックの内部では
容赦無く破壊されるのだ。
もはやヱントロピーではないっ!
ヱロピントである!
世界はアナグラムであることを
まさに暗示している。
ア!ムナグラッ!と叫びながら
胸ぐらを掴まれた瞬間に
私はカマンベールそのものになる。
私はアナタにカマ〜ンと言う。
この無情の世界で
固執できるものは記憶しかない。
つまりそう言うことである。
レイコンマッ!
You Can't Always Get What You Want!

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