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生産者を元気にする仕事をしたい

震災後、鯖缶が一般の家庭でも食べられるようになり、鯖缶の価格もあがり三陸の漁師の方は仕入れ価格があがり仕事がしやすくなったそう。嬉しかったです。生産者を応援するだけでなくその地方を応援することができるからです。

日本の農業や畜産、漁業の方を近くに感じながら、何かできないのかといつも探しています。戦後、日本は高度経済成長を経て仕事が多様化しました。製造業やサービス業に就労される方が増え、農家や畜産家や漁師の方が家業として何代も続けてこられた家業を選ばない方が増えて後継者不足に陥ってしまいました。

農業や畜産業界は家族経営がベースだから高齢化と後継者不足になりました。加えて飼料や原料、エネルギーコストの上昇。円安による外国人研修生の減少。今第一次産業は、近年稀にみる大変な状況です。この30年、安い安いを追求し過ぎてしまった結果なのかもしれません。国産のよいものを早く安全に食卓にという原点回帰をしないとこのままだと、宮崎出張でたまたま席が隣になった元知事が言っていた「どげんばせんといかん」状態です。

生産者の方を応援するは食べることからスタート。もうすぐ生産地とプロの料理人を繋ぐイベントを開催します。この食材は、どうゆう人がどうゆう気持ちで作っているのか、どう店に届くのかを知りたがっています。生産地を知ることで自分のお客様にはどう食べてほしいか、何を合わせるのかなどがイメージがつきやすいと思います。

農家や畜産、漁業をやりたいと思うの気持ちとやっている方がやっててよかったという気持ちになってもらうためには安定的かつ永続的な収入確保が必要。そのためには作るだけでなく知って貰い、価値を出して売り、消費者が当たり前それを買うシステムにしていくことが大切です。そうゆうマーケティング視点を少しだけ外からお手伝いしたいと思います。そしてぜひお声をかけてほしいと思います。

今は北海道から西は九州までの生産地とメディアや消費者をつなぐ仕事をしています。その土地でしか出せない味を守るのは生産者だけでなく食べる側の私たちでもあると思っています。


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