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「穏やかに」が目標になった20代のときのこと

20代の頃。仕事に向き合えば向き合う程に自分のできないことがわかってきて、かつ周りが凄く見えてしまいました。周りと較べてばかりいるのでできない自分にイライラとしてしまいます。まっとうなことを指摘されたり、アドバイスをもらうたびに「ムカ」っとしていました。それを「会社が悪い」とか「仕事の割り振りが悪い」と自分ができないことをごまかすように文句を言っていました。このイライラに勝てず自分の敵はいつも自分でした。いつも逃げ出したいと思っていました。

当たり前ですが、そんな毎日なので仕事もはかどらず残業も多く睡眠不足。メンタル不調の原因が思考のクセだとわからずにいました。ある日、ここにいるのは自分の意志なのに、できない自分をマスキングするために誰かを攻撃するなんてとんでもないことだとふと気が付きました。周りを見たらみんな温かく優しかったのに自分で勝手にカリカリしていました。

さらに仕事は自分のためではなく人のためにやることでより楽しくなると気づきました。
誰かのせいではなく、全て起きていることは自分が決めたことと考えたらいろいろなことが理解できて、足りないを素直に認めて周りのチカラを借りるようになりました。自分で抱えていたのではなく説明が下手だったのです。

それから人生の目標は「起きたことは全て受けいれて穏やかでいたい」になりました。仕事のできる誰かに出会い、その方に仕事を教えて貰えることはとても幸せで楽しい時間だと気がついてからはお金も貰えて成長できる会社という場所の有難さが理解できました。誰のせいにもせず、やるべきことをやり穏やかで過ごせること、今を感謝できれば幸せになれます。

社会に出て数年。周りが見えれば見えるほど自分の無力さに愕然としてしまうこともあります。向いていることがわからず不安になります。本当は自分ができないことでイライラしているのに、その原因が自分だと気づかずに、周りや会社に向けられていることは誰でもあります。

ラクしてお金を稼ぎたいというのはなかなか実現できないことがわかり、自分にしかできないことを探せるまでは誰もがとても不安になると思います。この不安は誰でもあると伝えたいです。この不安に気づけたときが成長のときかもしれません。向いてることで稼ぐことがラクなことなんです。

その後33歳であるクライアントに出会い、このクライアントのために頑張ろうとしたら仕事人生が変わりました。人のために学ぶことで自分の知識になれました。誰かの役に立つために働く。それからはイライラもストレスも嘘みたいに消えていき会社に行きたくない朝がゼロになりました。

このnoteを書いているのは、20代のときに感じたときの自分の不安を思い出し時代が変わっても必ずある20代から30までの不安に寄り添いたいと思ったからです。評論家ではなく実務家になってください。実務家になれば周りを助けることができるからです

ポストコロナではたくさんの人と働き、誰かのために働いてください。そうすれば必ず自分にしかできないことに出会えると思います。空気みたいに働いてください。続けた先にお金は必ずついてきます。そして穏やかでいることで幸せになれると思います


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