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日本人の仕事年齢を伸ばすために

認知症の新薬が話題です。但し薬は実は初期の方しか使えないということは余り知られていません。専門家によると認知症は発症する20年も前から脳内にあるたんぱく質が2つ増えることが分かっています。生活習慣でいうと圧倒的に難聴が認知症の原因と言われています。難聴になると音やコトバの分析機能が落ちてしまい、認知機能が落ちるのです。認知症関連の仕事は長年やってきましたが、団塊世代が75歳を迎えるイマ、さらに世の中の興味が強くなっている実感があります。

認知症の半分はアルツハイマー型ですがそれ以外にもいろとろあります。どらえもんの声優の大山のぶよさん、南田洋子さん、浅丘雪路さんはアルツハイマー型です。栗田貫一さんはピック病、オノヨーコさんはレビー、蛭子さんはレビーとアルツハイマーの併用型といろいろとあり出てくる症状も違うで、モノ忘れだけでないので注意が必要です。今は画像診断とかもあるので専門外来に行くことが大切。

人生100年時代。60歳くらいから備えたいものです。糖尿病、高血圧等の血管系を守りながら、かつよく食べてよく寝て、元気に動くというのが大切です。あとはいかに定年を伸ばして長く働くかということだと思います。75歳まで、家事も含めて働いて誰かに必要とされる仕事をしていれば、脳の健康だけでなく老化予防に役に立ちます。

「歳だからしょうがない」と放置すると、本人だけでなく周りの家族や地域の方、医療関係者の方がそのうちとてつもなく大変になってしまうのです。私の同居していた祖母が認知症でした。介護をしていた母がとんでもなく大変だったのを間近に見ています。当時祖母が夜中徘徊したり、大きな買い物をして払いに行ったり、母にとても口汚いコトバでののしるのを何もできない無力感で見ていました。はっきり言ってとんでもなく大変な時間でした。母が限界でした。

半世紀前の日本。当時は施設なんてないので自宅で介護するしかなかったです。インターネットが無い時代、祖母の病気は医師からは「老人性痴ほう症ですね」と言われただけのような気がしています。どこにも相談できず家族が普通に暮らすことはできません。本人も家族も互いに穏やかにいるために早い治療は必要です。

認知症は先のことのように感じていてもすぐに60歳になってしまうのです。お酒の飲み過ぎも脳の萎縮が起こると言われています。何も話さないと孤独で認知だけでなく鬱にもなりやすくなます。このように老人学と言われるジャンルの研究が進み寝たきりになる方、介護ために仕事を辞める方が減ることを切に願います。

PRは時代を現しています。自分がシニアになったからではなく世の中のニーズががんだったり認知症だったり、若い世代ではメンタル不調の情報を正しく伝えることで、日本の社会問題に少しでも役に立てると嬉しいです。

仕事年齢を伸ばすためにいろいろなチャレンジが必要なとき。未来のためにヒトとして正しく向き合いたいと思います。


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