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嫌いな上司とうまく付き合うということ~愛のプロから見た視点。


ここ何日か、春の予感ですね。


ここから三回寒くなって、四度目の暖かさが来る頃には、


この幸せに慣れてしまうかもしれないけれど。


それでも、温かくも柔らかい日差しと風を、

毎日からだいっぱい吸い込めることが楽しみでなりません。



それにしても嫌なタイトルですね。

特に20代の若者たちにとって、大きな悩みの種になるのがこの


嫌いな上司問題


ではないでしょうか。


今日はそれについて一家言、みんなの力になれればいいなと思います。





嫌いな人はどこにでもいる


「こんなひどい上司にあたってしまって、なんて悲劇なんだろう」


と思ったことはありますか?


僕はあります。


20代のころは、これは確率や、社会性の問題だと考えていました。


単純に運が悪かったから。


頭のいい人たちが行く会社に就職しなかったから。


彼らは中高男子校出身じゃないからetc…


しかしながら、33歳現在、会社を辞めて、心について学んだ今、


全く別のことが見えるようになりました。



仕事が出来るかと、良い上司かは別



仕事ができるということは大別して四つです。

「お金を生み出す能力がある」

「問題を解決/対処する能力がある」

「タスクの処理が速い」

「コミュニケーションがうまい」



一言で言うと、「どのようにするか」がうまいということなんです。


では、良い上司というイメージに、僕たちは何を求めているでしょうか?


それは、良い人格者であるということです。

一言で言うと、「どのようであるか」ということなんですね。


上司はいつ人格者になる?


あなたは、今までの学校教育、大学での研究、


就職した会社や覚えた仕事を通して、立派な人格者になるように


育てられてきましたか?


そんなことはないですよね。


それが、どの会社にも嫌な上司がいる理由です。


嫌いな同僚、上司、社長、取引先、、、


どこにでもいるんです。


みんなが論語を大切にし、リベラルの文化に身を置き、文化人類学の論文を書くためにフィールドワークをするわけではない。


ほとんどの人は、「やさしさ」について、家族や友人、恋人など親しい人


からしか学び取る機会がないんです。


上司になったからといって、その瞬間に暗黒騎士からパラディンに


クラスチェンジするわけではない。


となれば、人生の中で数回転職をすることが特別でなくなった今の時代、


奇跡的な確率を神に祈っていい人がいる環境を転々とするより、


いやな上司との付き合い方を身に着けたほうがはるかにいい。


最後にその方法の一つをご紹介します。


おそらくこんなこと誰も主張してないゾ。


嫌いな人はなぜ嫌いな振る舞いをするのか


僕が一番悩んだのは、僕の頭をトンカチで殴る僕の直属の上司でした。


おかげで僕はいつでも安価なものの3倍くらい高価なヘルメットをかぶっていました。


主眼は、「彼は僕をいじめたいのか?」ということです。


結論はノーでした。


自分の上司や同僚が、明確に自分をいじめたいのだということが言えるなら、


いますぐその環境から逃げるか、ハンムラビ法典のごとく、戦うべきです。


でも、そうでないなら、こんなことが考えられないでしょうか?


「彼は愛情にあふれていて、自分を成長させたい一心なんだが、


 愛情の伝え方が僕には適さないか、僕とは全く違う(嫌な)信念を


 持っていて、彼はそれに従っているに過ぎないんだ。」


そのように考えると、嫌いな上司がどうして僕にそんなことを


してくるのか、理解ができませんか?


納得は出来ないかもしれないけれど、彼の行動に怒りはわかなくなるはずです。


そこまできたら、多分もう一息。


嫌いな上司の価値を認める


「あいつは始業中にソリティアばっかりしていて、とんでもない上司だ!」


なんて奴はいるかもしれません。というかいました。


でも、それは彼のことを全く知らないだけで、実は自分の知らないところで


重要な仕事をしているかもしれない。


目の前の嫌いな上司だって、サイコロやじゃんけんで上司のポジションになったわけではないはずです。


もし、目の前の上司が死ぬほど嫌いなら、その人格の部分は彼の愛情の表出


としていったん頭の隅にやって、彼の仕事の能力について、フラットな目を向けてみてください。


能力が一つもないなんてことは、そうないはずです。


さあ、そしたらあとはその能力と自分を比べて、足りないところが


もしあるなら、




明日からまた頑張って。

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