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でぃーぷ大阪ええとこ一度はおいで ~四天王寺からジャンジャン横丁~

四天王寺は推古元年(593年)建立、聖徳太子による日本最古の仏教寺院である。
第二次世界大戦の大阪大空襲ではほとんどが消失したとされるが、それ以前も自然災害や戦乱のために度々失われている。何度も災害に見舞われ、しかしそのたびに再建されているのだから、それだけ政治や人々の営みの中心に位置しているとも言えるだろう。

大阪市天王寺区にある四天王寺。今回は大阪環状線の天王寺駅からタラタラ15分ほど歩いて向かった。
途中には庚申信仰の発祥とされる庚申堂がある。


中国道教の「三尸説」が民間信仰や習俗と融合したと言われる日本の庚申信仰、なんだかちょっと泥臭い感じが返って親しみやすい気がする。
二ヶ月に一度、庚申参りも催されているらしい。


”さる加持”のための猿像
ちょうど人がいなかったので、御朱印をお願いするついでに
家内安全・当病平癒・無病息災・諸願成就を祈願してもらった。
めちゃフレンドリー(笑


義太夫節浄瑠璃の元祖、竹本義太夫の墓もある(超願寺)


南大門

でかい南大門をくぐるとすぐ仁王門がある


後ろに五重塔

四天王寺はかなり敷地が広い。端から端まで見て回るとなるとあっという間に時間が過ぎてしまう。
11月頃の四天王寺ワッソもだが、重文指定の石舞台で雅楽を鑑賞できたり毎月22日は聖徳太子の月命日ということで出店が出ていたり、なんだかんだと境内で色々と催し物をしているイメージがある。
過去にはあの有名な(?)ギャグマンガ日和とコラボもしていた。

オススメはやはり五重塔と金堂、講堂だろう※有料
本尊の救世観音像がとても荘厳で良かったし、壁に描かれた仏伝図(ブッダの歴史)も見応えがあって良い。海外からの観光客も多いようだ。


五重塔(中に入れる)と金堂
お太子さん
月命日21日には法会がある


やや空模様が怪しくなってきたのでお寺散策は切り上げ、駅まで戻る。
天王寺駅の近くには、動物園と美術館(25年春まで改修中)を併設したこれまた広い天王寺公園というものがある。そこをプラプラ突っ切って、次の目的地は通天閣。
教本通りの大阪観光である。道頓堀までは行かないけれど(笑


雨の通天閣
まぁまぁ人が多い

アメリカ生まれ大阪育ちの幸運の神様、ビリケンさんに会いに行っても良かったのだが、生憎の曇り空では展望も良くないだろうと今回は見送り。
昨日の顔出し看板はここらへんで撮ったもの。
大体が呑み屋なので、昼過ぎ時分はシャッター街の様相を呈している。真の姿を楽しみたい人は夜に来るべきだが、同時にちょいとガラも悪くなるので用心が必要だ。

そしてかの有名なジャンジャン横丁。


ちなみに大阪のかすうどんは天かすではなく、
牛の腸、ホルモンを油で揚げたもの
ジャンジャン!

正式名称は『南陽通商店街』だが、そんな名前で呼んでる人は果たしているのか不明。
「二度漬け厳禁」の串カツ屋を始め、寿司、うどん、喫茶、たくさんのお安い飲食店と遊び場がある。


妙にあちこちにある射的


同じくらい数のある弓道場
お茶目なあんちゃんがポーズを取ってくれた


囲碁・将棋クラブ
全面窓ガラスで丸見え


あちこちにある如何にも怪しいガチャ
一体何が……

横丁、アーケード通りは、それほど長くもない。あっという間に通り抜けてしまう長さだが、人通りは多いし左右の誘惑は結構強い。特に安い寿司。ご来訪の折はお気をつけられよ。

そして魔境を抜け、線路沿いに歩くことしばし。今回のお宿は……


星野リゾート OMO7大阪!!

実はこれが今回の目玉。
星野リゾートとは言わずと知れたリッチホテルグルーブだが、問題は立地である。
釜ヶ崎、ドヤ街、悪名高きあいりん地区……※微妙にズレてるけど
よりにもよってそこに!?と当時は驚いたが、そんなところだからこそ、なのだと今なら頷ける。大阪の中心地には近いし、空港にも電車1本で行ける。多分地価も安い。人気もないが有名ホテルが出来れば観光客増加、治安向上も見込める。
考えてみればなかなか良い戦略だ。賢い。

生活圏に近すぎて返って行かないちょっとお高いホテル、春休みで人が増える前に行ってみっか! ということである。
詳細は次回!!


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