人サーフィン

2014年6月3日
今日、職場の近くのお店に、お昼ご飯を買いに行った時のこと。
取りたい商品があったんだけど、同僚はどこかで自分のご飯を選んでいる。
普段なら、お店をぐるぐるしてその同僚を呼びにいくんだけど、なぜだか今日は、ふと、隣にいた女性のお客さんに、
「すみません、ちょっと手伝ってもらっていいですか?」
って、声をかけた。
女性は、
「いいですよ!どうしました?」
と気さくに近づいてきてくれた。
「その、上から2段目の、その髪留め取ってほしいんです、その、ピンクの…」
「あ、これですね!」
「そうそう、それ!
それって、色ちがい、あるのかしら?」
「ありますよ、いっぱい…ピンク、黒…あ、紫も奥にある!」
「紫?どんなですか??」
「これですね、こんな感じ…。」
そう言って彼女は、全色手に取って目の高さにまで下ろしてくれました。
「紫にしよ!ありがとうございます!」
とお礼を言うと、
「いえいえ、全然!」
と、残った商品を棚に戻して、にこやかに去っていきました。
なんかね、昔はこうだったのに。
介助者なんていないから、嫌でもその辺にいる人とつながっていった。
そこで、嫌な顔をされたり、あからさまに拒絶されることもあったけど、
9.5割の人が、にこやかに手を貸してくれる。
誰でも、人の役に立ちたいと思ってるんだよね。
それは、障害があってもなくても同じ。
たまには、原点に立ち返らなきゃ、と思いました。
でも、レジに並んでたら、おにぎりを片手に握りしめた男の子にガン見されたぜ。
私が口にくわえてる人工呼吸器のホースが気になって仕方なかったらしい(笑)
君、おにぎり潰れるぜ!

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