アメリカの先を見たい

2015年4月28日
一緒にアメリカに行ってくれる介助者を募集しました。
この夏、ワシントンDCで、世界初の障害者差別禁止法であるADAの25周年記念式典があり、日本の障害者も参加できるツアーが企画されたのです。
私は、アメリカに短期留学した際に、自分が障害者であるということを忘れるくらい、自由に動き回ることができました。
ADAの威力というか、効果を実感したのです。
でも、その後、日本で障害者運動を継続してきた中で、アメリカでいう「平等」と私が考える「平等」とは、ちょっとズレがあるということも感じてきました。
アメリカの「平等」という概念は、あくまでもqualified individualのための、という考え方です。
つまり、仕事をする能力がある障害者が、環境が整わないために仕事ができないのはおかしい、差別だ、
という考え方。
それはもちろんそうでしょう。
でも、私は、もっと先をいくべきだと思います。
仕事ができない超重度の障害者も、地域で尊厳をもって堂々と生きていける。
勉強ができない超重度の障害者が、当たり前に小中学校にいる。
社会の一定の基準を満たすことが平等なのではなく、
自分が持ちうる力や能力を、
持っている分だけ、
自分なりに存分に発揮できる、
そんな社会が平等なのではないかと思っているのです。
アメリカは、ADAができて25年も経つわけでしょう?
重度の知的障害者、精神障害者、医療的ケアが必要な障害者などは、どうしているのでしょう?
ADAの今を、自分の目で見て、自分の耳で聞いて、自分で確かめてみたい。
そう思っています。
でも、介助者いない(泣)
というわけで、大募集中しました(笑)
【要件】
期間:7月24日から8月5日くらい
性別:女性
人数: 1人(もう1人はもう決まっています)
資格:重度訪問介護以上の資格をもっているとよい
条件:
心身ともに健康で、長時間のフライトに耐えうる人
体力、持久力がある人
できれば、海外渡航経験のある人
臨機応変、柔軟性のある人
責任感はあるけどリスクを多少楽しめる人
ある程度楽観的な人
こちらの条件:
渡航費、滞在費、保険は私が負担します。
2人介助体制でいく予定で、完全休憩を取れるようにします。
介助料は支払いますが、時給では出せない可能性があります。
ADAツアーに参加できることになっても、例のごとく飛行機問題で、ギリギリまで実際に行けるかどうかは保証できません。
いや、がんばって準備するけど。
人工呼吸器があると、ほんとに何があるかわからないから。
あとは、応相談。
あ、
「旅費も自分で出す!
介助料もいらない!
荷物持ちでもなんでもやるから、ADAセレモニー連れてって!」
という男性ボランティアもいてくれてたらうれしいかも(≧∇≦)
医療グッズが多すぎて、荷物大変だから😩
そんな奇特な人はいないか…。
日常的に、自分が障害者で嫌だなぁと思うことはあんまりないけど、
行きたい時に、自由に旅(特に海外)に行けない時だけは、
「くそー」ってなりますね…。
誰か、協力してくれる方が現れることを祈っております。
興味のある方はとりあえず連絡をください!

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?