甘いマイルドになった、The Mirraz 16th Album レビュー

The Mirraz 16 th Album 「Cocoa with Marshmallows」
1.Allergy song
出だし、ケミカルな音楽が驚くちょいロックチューン。ん~Mirrazファンは畠山の織りなす音楽を求めているのであり、俺みたいなバリバリロックチューンを期待してるわけではない。悪くはないけど、むしろこれでいいんだとい感じ。もっと重高温というか重低音を噛ませばもっと良くなるんじゃないかな?うん。デカダンスはキレイめでなかなかかっこよい曲だった。やっぱり最初に結論を持ってくるとその後の曲はどうでもよくなってくる。Mirrazのフレキシブルをもった対応が垣間見える。
2.Cave Paradise
なんかよりアークスティックモンキーズになってるような気がする。ちょっと前までの怒涛の勢いでやる音楽とはまた違った感じ。安心して聞いてられるけどより多様な形態を目指す畠山にとっては向かう先は遥かに遠いのだ。
3.It's a
やっぱりこれもアークティックモンキーズっぽい。なんか映画の垂れ幕の前でシルエットで演奏してる畠山を夢想する。
4.Like a Western Lariat
こういうのもいいんじゃないけですかね?出だしがちょっとオッ?ってなって新鮮
5.Lǔ Wèi
何故か中国語のタイトル。調べてみたらあんかけと煮込んだスープらしい。畠山はガチ中華にハマってるのか?その内俺もハマるからよろしく。音楽的に言うとフェルメールに近い。安心して聞いてられる曲
6.サ終
まるでスマホゲームのサービス終了の一抹の寂しさを歌ったような曲。そりゃーなんか地元の友だちと分かれたような寂しさはあるが、何かこれを音楽に持っていくのがMirrazクオリティ。歌詞は相変わらず聞いてねぇが、これを他の言語で言ってくれたら新鮮かもしれない。
7.スマートフォン・ガール
このアルバムで初めてかもしれない攻めたロックチューン。ちょっとしたスマホ女子の心情を歌ったような曲。しかしロックなのがまた違った味で新鮮。中田ヤスタカのCAPSULEでシュガーレスガールというのがあったけど、別に狙ったわけじゃないよね、多分。
8.セルロース
このアルバムで一番好きな曲かもしれない。セルロースっていう言葉がなんなのか分からないが、すんなり聞けるのが魅力的な曲。調べるのが苦手な貴方のために調べてきました。植物性繊維の主な成分をなす白い炭水化物。繊維素。らしい。要するに繊細という事かな?繊細な俺にぴったり。
9.デイサイト
中間曲。まぁそんなもんもあるよね~って感じ。畠山がコーヒー入れて曲を作ってる感じがする。頼むからゲームばかりやってんな。曲を作って下さい。畠山は100%音楽に集中すれば今からでもスターダムに登れる逸材だと思ってる。他のアーティストにはない特性を備えてるもんだとおもっている。勉強の才能はあるけど、勉強に力いれない天才って感じ。あれこれ言われると思うがリスナーに曲を届けるために頑張ってほしい。
10.フォトナのベジータスキンでダンスエモートを見ていると
曲名は意味がわからないが、フォートナイトの何かだろう、多分。ちょっと銃撃戦の合間に休もうぜ?という意味が汲み取れる。ん~今回は見せ場はあるアルバムだと思うけど、同じ曲調が続くと飽きるよね?特にアルバムはコンセプトが大事だから曲順も結構大事。悪くはないんだけど、もっと攻めて欲しかった。畠山はやればできる子。多分、今が一番スター気取り。なってから言えよ?!雑誌のインタビューも増えるぞ?!
11.クルサニ、モリジ、ラッスン、ダルバート
打って変わってエモーショナルな落ち着いた曲。何ていうジャンルか分からないが、ヴィヴァルディの曲っぽいシャンゼリゼ。別に悪くないけどね。でももうちょい文字数少なければ意味は分かったかもしれない。なんか最近の曲はワンフレーズで終わることが多い。構わないが、もうちょいComplicatedな曲も聞いてみたい。ビンテージの機材集めればいいってもんじゃないぞ。初心に返って和楽器からやればいいんじゃないかな?うん
12.エライジャ・クレイグ
また書き手泣かせな、個人名出してきやがったな?調べる前だと黒人女性の歌手?と思ったが、調べてみよう。
調べてみた「バーボンの父」と呼ばれるバーボンブランドらしい。酒飲みながらゲームやってんのか?別にそれでいい曲が作れればいいけど、昔みたいな衝動的な曲も書いて欲しい。なんか畠山が落ち着いちゃってみんなの代弁者の様な感じじゃなくなったのが寂しい。まぁ人は変わるからこれが今のMirrazの現在地点なんだろうね。

まとめ
悪くはない。むしろ及第点。前回、かなりアルバム買って金返せレベルだったからまぁ今回はいいよ。しかし、畠山が落ち着いちゃってイケイケの兄ちゃんから、喫茶店にいるようなお兄ちゃんに変化したのも注目点だろう。しかし、ロックスターは常にかっこよいものだ。このまま落ち着いてくれるのがMirrazファンの総意か?俺は畠山に生きる勇気をもらったからいつまでも到達点を目指して欲しい。売れたいのが彼のゴールだとしたら、言いたいことはガンガン言う。むしろ喧嘩しなかったら生き返れない感じ。若さはなくなったMirrazはまだ死んでない。畠山がまたみんなのために曲を作ってくれることを信じてる。

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